ここ数年、歯の黄ばみが気になりだし、この夏、ホワイトニングをはじめてみることにしました。
そこで、歯科クリニックでオフィスホワイトニングのトライアルを受けてみたのですが、話を聞いてみるとオフィスホワイトニングは即効性がありますが色戻りも早いとのこと。
ホームホワイトニングの方が、ジワジワの変化ですが戻りもゆっくりで、急ぎで歯を白くしたいわけではない僕には良さそうでした。
それで、ホームホワイトニングをしようと決心したわけですが、ホワイトニングは自費診療なので、歯科クリニックによって値段がまちまちなんですよね。
出来ることなら費用を抑えたい。
でも、通いやすくて、しっかりしてそうなところがいい。
口コミなどを調べ、悩みに悩んだあげくホワイトエッセンスに加盟している医院に行って来ました。
オフィスホワイトニングのレポはこちらの記事をご覧ください。
ホワイトエッセンスとは?
ホワイトエッセンスは2003年に設立されたホワイト二ングのフランチャイズで、2022年現在は全国で240の医院が加盟しているようです。
自由診療ですが、加盟院であれば、全国同一の料金で施術を受けることが出来ます。
フランチャイズですので、医院の色は様々ですね。
通常の保険診療が中心で一部でホワイトエッセンスを導入している形の所もありますし、ホワイトエッセンスを前面に押し出し自由診療のみでやっているところもあります。
歯医者はコンビニより多いなんて言いますから、飽和状態と言わないまでも競争は激しいはずです。
審美歯科で市場自体を拡大し、既存の医院に加盟してもらうというビジネスモデルなのでしょう。
僕が通った医院は、2005年に加盟、昔は9割は保険診療でしたが、現在は8割は自費診療と審美歯科に力を入れているところでした。
料金はどれくらいだった?勧誘はあった?
ホームホワイト二ングの料金は、上下のマウスピース作成と、ホームホワイトニングのジェル2本分で16500円です。(2022年9月現在)
ちょうど、僕が施術してもらった8月は割引キャンペーンをおこなっており、13200円でマウスピースの作成ができました。
僕が通える範囲の歯医者さんのマウスピース作成料の相場は2万~4万くらいなのを考えると、かなり安いです。
安いとなると、安い料金が呼び水で無理な勧誘があるのか心配になるかもしれませんが、無理な勧誘もありませんでした。
はじめにホームページで予約する際に、どの施術メニューで予約するか選べるので、それに沿って案内してくれる感じです。
ひとつ、
クリーニングをしてからの方が効果はありますがどうされますか?
とカウンセリング中に聞かれましたが、
クリーニングはしなくても大丈夫です。
と答えたらそれっきり。
クリーニングや歯周病のリスクの説明があったあとに聞かれるので、断りづらいというのはあるかもしれませんが、無理に勧められることはないので安心していいんじゃないかと思います。
ホームホワイトニング以外の料金に関しては公式サイトをご覧ください。
検索サジェストに「宗教」や「やばい」と出てくるけどどうだったのか
ちょっと話がずれますが、ホワイトエッセンスで検索すると、検索候補に、「宗教」、「やばい」と出てきます。
ですので、通う時はドキドキしたのですが、宗教らしさやヤバさは一切感じられませんでした。
ちょっと高級感のある普通の歯医者さんです。
社長について調べてみても、宗教との関りは無さそうでしたし、問題があったら240院もフランチャイズに加盟しないんじゃないかな?という疑問が。
キャッチーな検索サジェストはみんな気になって押してしまいますので、それで表示され続けてしまう、よくあるgoogle検索の暴走でしょうか。
唯一関連がありそうなものは、企業の口コミサイトの退職理由で、「宗教的な雰囲気が嫌いで、かつ業務の理論があまりにも多かったため。」と書かれているものがありました。
「宗教的な雰囲気が嫌いで」がどのようなものを指しているのかはわかりませんが、名刺を渡されたりと接客がやたら丁寧でマニュアルが細かいところまで徹底している感じがしたので、従業員の人は宗教的と感じる人がいても不思議ではなさそう。
ひとまず、客として通った限りでは、怪しさは一切感じられなかったので、安心していいと思います。
実際の通院の流れ
最初に、webでホームホワイト二ングを選んで予約します。
僕の近場ではホワイトエッセンス加盟院が複数あり、どの院で受けるか悩んだのですが、受ける施術と、希望日時、エリアを選択してから、予約が空いている医院を選択できるのが便利でした。
web予約後は、web問診票を記入します。
web問診票の内容は、「歯の汚れはきになりますか」、「舌の汚れは気になりますか」などの口腔内の悩みに関する質問や、「最後に歯医者に行ったのはいつですか」、「ホワイトニング経験はありますか」、といったものでした。
しばらくすると、確認の電話がかかってきます。
僕は電話には出られなかったのですが、折り返さずとも本予約ができていました。
当日は、予約時間の5分前にはお越しくださいとのこと。
予約日の2日前にもメールでお知らせしてくれます。
カウンセリングがスタート
当日は、予約の15分前に到着しました。
受付をすませ待合室で座って待ちます。
すると、担当の歯科衛生士さんが挨拶に来てタブレットを渡されホームホワイトニングの動画を見るように言われました。
動画を見終えたあとは、タブレット上で同意書を読みサインをします。
同意書にサインをしたあとは、個室の診察室に案内され、カウンセリングがはじまりました。
カウンセリングは、タブレット使いながら施術内容の説明や、web問診の内容をもとにした問診がおこなわれます。
ホワイトニングの経験があるとのことですが、いつされましたか?
3週間前にオフィスホワイトニングを受けました。
あっ1ヵ月以内に歯科に行かれたとかかれているのは、そのホワイト二ングですか?
いえ、それとは別に歯科定期検診を2週間前にうけています。
みたいな感じです。
問診後は、下の画像のようなシェードガイドを使い今の歯の色を調べます。
僕は、日本人の平均であるA3とのことでした。
その後は、ドクターが入室し口腔内のチェックをおこなわれました。
黄ばみがあるのでホームホワイトニングがいいですね。
着色汚れもあるのでクリーニングもした方がいいと思います。
とのことでした。
先生が退室したあとは、担当の歯科衛生士さんが口腔内の写真を撮影し、カリカリと前歯の裏側の歯間を器具でこすっていました。
そして、椅子を戻した後は、再びカウンセリングがはじまります。
まずは、モニターつきの顕微鏡で、先ほどカリカリと採取した口内細菌を見せてくれました。
この写真だとハッキリうつっていませんが、線状のものが歯周病菌で、丸い形のものが虫歯菌だそうです。
僕の口内は、虫歯菌はほとんどおらず歯周病菌がいるとのこと。
ウネウネ動く細菌は気持ち悪かったですが、自分の口内細菌を見るというのは面白かったです。
その後は、歯が黄ばんで見える原因の説明や、ホワイトニングをはじめてどれくらいで効果がでるのかの説明がありました。
ホームホワイトニングでは、効果を実感するまで1ヶ月くらいかかるとのこと。
ほかに、タブレットを使っての歯の白さのシミュレーションもおこなわれました。
専用のアプリまで開発しているんですかね。
歯を見せた顔写真を撮影し、歯の色を選ぶと写真の自分の歯の色が変わるといったもの。
色見本だと、白すぎるように見えるかもしれませんが、明るい色でも違和感はないんじゃないかと思います。
と話していましたが、たしかにかなり明るい色を選択してもそこまで違和感を感じませんでした。
それで、どれくらいの歯の色を目標にするのか聞かれます。
この回答によって、後に手渡される目標の白さまでの工程表の内容が決まるみたいです。
僕は、A2の白さくらいになればいいです。白くなってもA1くらいがいいですね。A1からA2の間に収まれば。
と話したところ、目標はA1に設定されていました。
最後に、撮影した口腔内の付着汚れの写真を見ながら、クリーニングをした方が効果的だという説明がおこなわれました。
汚れは歯の表側についていなくても、裏側に付着している汚れが透けて見えたり、着色汚れにプラークが出来るためクリーニングした方がいいとのこと。
プラークは排水溝のヌメリみたいなもので、歯磨きでは60%しか除去できないのだとか。
そして、クリーニングはいかがなさいますか?と聞かれましたが、僕は「今回はクリーニングは大丈夫です。」と断りました。
たしかに歯の裏に着色汚れはあったのですが、2週間前に歯科定期検診でクリーニングをしたばかりだったのでもったいないと思ったんですよね。
歯型の作成
カウンセリング後は、いよいよホームホワイトニング用のマウスピースの作成です。
緑色の液体でうがいをし、椅子を倒してもらいます。
そして、トレーを口にはめて痛くないか大きさをチェックします。
その後、衛生士さんは退室。
しばらくして、ねっとりしたものを下顎にはめられました。笑
3分で固まりますとのことで、しばらく口にはめたまま静かに待ちます。
このねっとりしたものは、アルジネート印象剤といい、何度か僕も経験があるのですが気持ち悪いですよね。
ちなみに、アルギン酸塩と硫酸カルシウムガムという、ガムのベースにも使われるもので出来ているので、食べてしまっても問題はないようです。
食べたくはないですが。
3分経ったら、衛生士さんが型を外し、椅子をおこしてもらいうがいをしました。
その後は、下顎も同様に上顎の型をとります。
最後に下の画像のような口腔内のチェック結果の用紙や目標に達するまでのスケジュールを見せてもらいます。(あとで貰えます。)
僕はホームホワイトニングのみですのであまり書かれていませんでしたが、A3からA1になるには5ヵ月ほどかかるみたいですね。
以上で、1回目の診察は終了です。
最後に、お会計をして帰宅。
院内にいた時間は、75分ほどでした。
2回目の診療
マウスピースの作成には1週間かかるということで、1週間後に2回目の診療もあります。
2回目の診療は15分くらいでした。
まずは、歯科衛生士さんにタブレットを渡され、ホームホワイトニングやクリーニングの説明動画を見ます。
その後は、作成したマウスピースを渡され自分ではめます。
痛い所や違和感を感じるところがないか聞かれたあと、椅子を倒し歯科衛生士さんのチェックがおこなわれました。
チェック後は、マウスピースを外し、ホームホワイトニングのやり方についての説明があります。
途中で、
本日はクリーニングをおこないますか?
と聞かれましたが今回も断りました。
以上で、2回目の診療は終了です。
2回目は、通常であれば診察料はかかりません。
僕は、ジェルを2本追加購入したため、3,960円の会計でした。
ほかにも、マウスピースの洗浄用のパウダー(880円)や、マウスピース用のワンタフトブラシ(220円)も販売しているそうですが、僕はどちらも持っていたため購入しませんでした。
トータルの値段は、2回の診療でマウスピース+ジェル4本で17,160円となりました。
マウスピースの郵送はできるが通院した方がいい
2回も通うのは面倒ですし、通院の都合をつけるのも大変ですよね。
ホワイトエッセンスでは、送料770円でマウスピースとジェルの郵送もおこなっています。
僕も面倒だったので、はじめは郵送を希望していました。
ただ、郵送の場合は、マウスピースのチェックをおこなうことができません。
通院して受け取る場合には、おさまりが悪かった際には無料で再作成ができますが、郵送では再作成は有料になってしまうとのことでした。
再作成は、片側のみでは5500円、上下で11000円かかるそう。
ですので、なるべくなら通院の都合をつけて受け取りに行った方がよいかと思います。
ホームホワイトニングの使い方
1.マウスピース装着前に歯磨きをし、歯の汚れを取り除きます。
2.マウスピースのホワイトニングをおこなう歯にジェルを塗布します。
マウスピースは乾いた状態で塗布し、ジェルの量は米粒大~米粒大の2/3が目安です。
歯の先端付近にはジェルをつけず、根元から中央付近につけます。
歯は根元の方が黄色いですし、先端までたっぷりつけてしまった時は少し染みました。
3.シリンジの先端で塗布した薬液を裏側にも少し伸ばします。
裏側からも白くするためのようですが、薬剤の粘性が高くちょっと難しいので、僕は適当にすませてしまっています。
4.マウスピースを装着します。
上下を間違えたり、装着時にずれて失敗すると、ジェルが歯以外のところに付着してしまったりするので、鏡をみながらの方がいいです。
装着時間は30分~2時間です。
5.ジェルが歯茎につくと痛みが出る場合があるので、歯茎にはみ出てしまったジェルはティッシュで拭き取ります。
6.時間が経過したら、マウスピースをはずし、歯磨き粉を付けずに歯を磨き口をゆすぎます。
マウスピースも、しっかり水洗いをしブラシでこすってジェルを取り除きます。
ホワイトニング後、30分間飲食は出来ません。
ジェルは、2℃~8℃で管理とありますので、冷蔵庫で保管ですね。
僕は、真夏にジェルを受け取ったのですが、持ち帰りの時間程度では問題ないとのことです。
ジェルの使用期限は3年くらいありました。
ホームホワイトニングのジェルは1本でどれくらい持つ?
ジェル1本でどれくらい持つのかですが、1~2本で1週間分という説明でした。
一応、ホワイトエッセンスにはシリンジに1回分の目安のメモリがかいてあり、このメモリは7回分ですね。
ただ、あくまでこのメモリは目安で、歯を何本白くしたいのかで使用量は変わるとのこと。
では、僕は1本でどれくらい持ったのかというと、9回分持ちました。
ジェルを塗った歯の数は、上8本下8本の計16本。
通常ホワイトニングは、犬歯まですることが多いのですが、さらに1本奥まで塗布しました。
ジェルの量は、下の画像のような感じで、そこまで節約している訳ではありません。
なので、僕と同じ範囲であれば、初回に付属される2本分で2週間は持つのではないかと思います。
全部の歯をおこなうのであれば、1週間に2本はかかりそうです。
追加のジェルの購入は、ホワイトエッセンスの診察券があればどの加盟院でも買えます。
パンフレットには、ジェルの過酸化尿素の濃度は、10%、16%、22%、35%の4種類と書かれていましたが、現在は16%は廃止されており購入できないとのこと。
22%と35%も在庫があるのみで、今後は10%のみになるとのことでした。
10%だけでは、白さを追求する人は物足りないのではないかと思ったのですが、薬剤自体が新しくなり10%でも以前より効果的なものに変わったそうです。
10%で知覚過敏はあった?
僕は前回オフィスホワイトニングをした時は、2週間ほど知覚過敏になってしまったんですよね。
トライアルで通常の1/3の時間であったにもかかわらず。
そのこともあり、ホームホワイトニング自体もはじめてだったので、安全をとって、追加購入分もすべて過酸化尿素10%のジェルにしました。
では、10%で知覚過敏があったのかというと、軽い知覚過敏は感じました。
まず、あやまって歯の先までジェルをたっぷりとつけてしまった時は、マウスピース装着中に歯先が軽く染みました。
ほかに、うっかり寝てしまって3時間装着してしまった時は、、外したあとにも知覚過敏を感じて焦りました。
1日ホワイトニングを休んだら治りましたが、最大2時間を破らないように気を付けた方がいいですね。
ホワイトエッセンスの評価
料金は安いですが、マウスピースもしっかりしていて問題はありませんし、予約のとりやすさや追加ジェルの買いやすさもあり良い印象を受けました。
歯科クリニックでは、白さの変化を実感するまで1ヵ月くらいかかると言われましたが、1週間くらいの使用で変化を感じていますので満足ですね。
4本分ジェルを使い切りましたら、経過をレポートしていくつもりですので、また読みに来ていただけると嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
4本使用後のレポになります。↓