ブログに書くのも恥ずかしい話なのですが、少し前に股間が痒くなる症状に見舞われました。
皮膚ですから痒くなる事は稀にあることですので、そんなに心配することではないのですが、これが3日間も続いたのははじめてのこと。
いままでこんなにハッキリとした痒みが続いた事なんて無い…。
これは性病になってしまったのではないかと心配になり、ネットで調べ、なんとか市販薬で症状が無くなりました。
同様にお悩みの方に参考になればと思い記事にまとめます。
※僕は市販薬で対処しましたが、性病の疑いがありましたら、なるべく病院に行くようにして下さい。
僕にあらわれた症状
かゆみを感じたといっても、見た目には何も変化はあらわれませんでした。
いや、よく見るとカスが出ている?でも注意深く見なければ見つからず、ほぼカスは出ていないと言っていい状態です。
腫れや膿も無し。
はじめは一過性の痒みだろうと思っていたのですが、翌日も翌々日もかゆみは治まらず。
むしろ、尿道口に微かな・本当に小さな痛みが出てきたような…?
基本的な症状は、キノコで言うとカサの下から少し下の粘膜までの痒みです。
性病を疑いました。
ですが、ここ数年、人から感染するような心当たりが無い…。
男女の行為はおろか、スーパー銭湯にも行っていません。
普段から清潔にしていたのに…。
感染した感染症は何か
当たり前のことですが、病気は素人判断で決め付けてはいけません。
病院に行ってキチンと見てもらわなければならず、僕の対処はオススメできるものではありません。
ですが、近所の泌尿器科を何件か調べてみて価格表があるところを見てみると、性病検査は保健適用でも13,000円かかるとの表記が…。
高すぎる!
郵送で出来る簡易的な検査キットは3,000円からありますが、怪しそうな性病をまとめてチェックすると最低6,000円はかかりそう。
そこで、デリケアMズの公式ページにあるセルフチェックを試してみましたが、病院で見てもらうようにという結果が出るのみ。
考えられる感染症(一部)
感染症名 | カンジタ | いんきんたむし | クラミジア | 淋病 |
原因菌 | 真菌 (カビ) |
白癬菌 (カビ) |
クラミジア・トラコマティス (細菌) |
淋菌 (細菌) |
感染ルート | 免疫の低下 | 本人や家族の水虫から感染 | 性行為 | 性行為 |
男性の症状 | かゆみ 赤み ただれ 小膿疱 白苔 |
かゆみ 太ももの内側などに発症 環状の発疹 |
自覚症状が弱い 尿道のかゆみ・痛み 排尿時の痛み 少量の膿 |
排尿痛 黄色~白色の膿 尿道の腫れ |
僕の場合は、粘膜部分の痒みが症状のほとんどで、カスや膿は出ておらず、ハッキリと症状の一致するものがありません。
症状としては、かゆみのあるカンジタ、いんきんたむし、自覚症状が少ないクラミジアあたりが近いでしょうか。
そのうち、僕は性行為による心当たりがありませんので、感染症の種類が「カンジタ」または「いんきんたむし」に絞られます。
はたまた、雑菌が繁殖し痒みが長引いているだけなのかもしれません。
このうち、いんきんたむしは水虫の菌により感染し、角質層がある部分で繁殖します。
ですので、粘膜のみが痒い僕は該当しません。
となると、カンジタの可能性が1番高そうです。
男性でもカンジタに感染する
カンジタ菌は誰しもが持っている常在菌です。
疲れやストレスなどで抵抗力が落ちることで異常繁殖し発症します。
カンジタは、体の形状から女性に多い病気で、男性はあまり発症しませんが、包茎、糖尿病、ステロイド剤を使用している、消耗性疾患を有している場合には症状が出る事があるのだそう。
参考:メディカルノート-写真で見る男性の性器カンジダ症の具体的な症状
僕は仮性包茎でして、普段から衛生には気をつけていたのですが、いつの間にか免疫力が落ちて発症してしまったのかもしれません。
と言っても、症状がすべて当てはまる訳ではなく継続的な痒みのみ。
ならば、性病ではないのかもしれないと、通気を良くし一日むき出しで生活してみたのですが…痒みがおさまる気配は無し。笑
自然治癒は無理そうです。
調べたところ、カンジタは市販薬でも治療可能なようでしたので、すぐに薬を買いに薬局に走りました。
カンジタに効く市販薬
カンジタは真菌ですので、抗真菌薬が効果を発揮します。
ですので、ラミシールなどの水虫の薬も効くようです。
ですが、カンジタに1番効くやつで確実に治したい…!
そこで、カンジタに効く市販薬をいくつかリストアップし、
ツイッターで、「カンジタ ◯◯◯(薬名)」で検索。
その中で、1番評判がよかったのがクロマイNを試してみることにしました。
公式ホームページを見ても、市販薬で唯一の抗真菌成分配合と書いてあります。
ですが、このクロマイNはネットで買うと安く買えるんですけど、薬局で買うと他の購入候補だった薬よりちょっと高い。(僕は12g入りを1600円で買いました。)
高い…けれど、数百円の差を出し渋って治らなかったら嫌だなぁ。
結局、安物買いの銭失いになるよりかはマシだと思いクロマイNを購入しました。
ほかの水虫薬は、注意書きに粘膜に使用してはいけないと書いてありましたが、クロマイNのみ書いていなかったからというのもあります。
クロマイNを毎日塗り続けた
クロマイNはニキビ薬でもありますし、パッケージには「身体の赤いブツブツに」と大きく書いてあり性病の薬とは分かりませんので恥ずかしさも無く買えました。
2019年3月からはパッケージが新しくなって青いパッケージになっています。
成分は旧式のパッケージと変わりはない模様。
軟膏は画像のような感じです。
商品説明には、伸びが良いと書いてありましたが、粘度が高いのでそんなに伸びません。
色も黄色くベタベタしているので、下着はあまり気に入っていないものを着用した方がいいです。
軟膏自体に刺激は無いので、粘膜にも痛みなく塗れます。
僕は、このクロマイNを朝・晩の2回毎日塗るようにしました。
ですが、痒みはおさまらず、たまに尿道口が痛むように。
もしかしたら、違う病気なんじゃ無いかと焦りましたが…。
それでも、根気よく塗り続け2週間ちょっと。
痒みを感じ始めてから3週間ほど。
12g入りの容器の2/3ほど使ったところで、一切の痒みや痛みは感じなくなりました。
その後は、ぶり返すような事は起きていません。
結局、カスが出るなどの目に見える症状はなく、カンジタかは分かりませんでしたが、これだけ痒みが続いたのは初めて。
とにかく、おさまってよかったです。
性病はしっかり検査をした方がいい
知識も検査も無く、自分の症状を判断した僕のような対処は良くありません。
特に、性行為があった場合は確実に検査をうけましょう。
性行為があった場合には、考えうる感染症も広がりますし、なかには自覚症状の無い性病もあり素人が特定・対処することは難しくなります。
自覚症状の弱い感染症では、治ったと思っても治療できていない可能性もありますし、パートナーとピンポン感染してしまうリスクもあります。
自身やパートナーを傷つけないためにも、しっかり病院に行き検査することをおすすめします。
僕のように、お金をかけたく無いというのであれば行政施設がおこなっているHIV検査を利用してみましょう。
料金は無料ですし、自治体によっては梅毒や、淋病、クラミジアの検査も一緒にしてもらえます。
開催日時が決まっていて、結果が分かるまで時間がかかるのがネックですが、無料で検査が受けられるんですから不安のある方は受けておいた方がよいと思います。
無料検査をおこなっている施設は、こちらで検索することができます。
↓
HIV検査相談マップ
また、病院に行く時間が取れないという方は、郵送による簡易検査キットを利用されてると良いかと思います。
GME医学検査研究所のキットでは、1種類の感染症につき3,000円から調べられます。
自分の感染症の検討がつかない場合には、複数の性病が調べられる検査キットが便利です。
複数同時に調べられるキットでは、ふじメディカルの9項目+咽頭検査キットが、ほかの検査キットより安いようなので参考にして下さい。
顔出しのブログでこのような事を書くのは恥ずかしかったのですが、同じ症状に悩む人の参考になれば幸いです。