僕は頬の毛穴の開きがコンプレックスで美容外科でレーザー治療中です。
美容医療のおかげでゆっくり着実に効果が出てきてはいるのですが、どうせなら日頃のケアから万全をつくし、早く確実に毛穴を小さくしたいんです。
そこで、開いてしまった毛穴を正常に戻す作用のある成分『グリシルグリシン』を試してみることにしました。
使用して5週間ほど経ちましたのでレポートしていきたいと思います。
美容外科のレポートはこちらをご覧ください。
グリシルグリシンとは?
グリシルグリシンとは、アミノ酸の一種で資生堂の特許成分になります。
毛穴がなぜ開いたように見えてしまうのかというと、毛穴周囲で角化異常が起こり角質層が分厚くすり鉢状に広がってしまうためです。
この角化異常を起こす原因が、皮脂腺から分泌される不飽和脂肪酸なのですが、グリシルグリシンは不飽和脂肪酸による炎症を抑え正常な角化を促すため、毛穴の開きを改善する効果があるのです。
また、高い保湿効果もあり肌のキメを整える作用もあるそう。
参考 https://corp.shiseido.com/jp/rd/ifscc/13.html
グリシルグリシンが効きやすい毛穴のタイプ
グリシルグリシンの原末も販売している手作り化粧品の販売会社マンディムーンでは、毛穴開きの種類に最適なケア方法が紹介されています。
夏みかんタイプ
毛穴が詰まっていないのに、毛穴が開き陥没した状態。グリシルグリシンが1番効くタイプ。
グリシルグリシン+ハトムギローション+(APPSビタミンC誘導体)
白いポツポツ毛穴タイプ
皮脂の過剰分泌で次から次へと角栓が生まれている状態。
グリシルグリシン+APPSビタミンC誘導体+(セラミド)
楕円毛穴タイプ
加齢とともに毛穴が目立つようになったケース。
水分不足や紫外線の影響で毛穴周りがしぼんで毛穴が目立つようになり、コラーゲンやエラスチンの減少で肌が垂れ下がり毛穴が楕円に伸びている状態。
グリシルグリシン+フラーレン+セラミド+(APPSビタミンC誘導体)+(アスタキチンサン)
黒いポツポツ毛穴タイプ
毛穴に詰まった角栓が、排出されず酸化し黒くなってしまった状態。
皮脂分泌量が少なく、詰まった毛穴を押し出せないでいる。
グリシルグリシン以外のケアが良い。
APPSビタミンC誘導体+セラミドローション
僕は、この中では毛穴の詰まりは無く毛穴が開いているみかん肌タイプです。
グリシルグリシンが良く効くタイプということで、まずは混ぜ物をせずグリシルグリシンのみを試してみることにしました。
グリシルグリシンを購入
上で紹介したマンディムーンからもグリシルグリシンの原末は購入できますが、僕は濃厚本舗から購入しました。
なぜかというと、たまたまセールをやっていて、マンディムーンと価格は同じですが送料無料、そして軽量スプーン付きだったからです。
期間限定で送料無料!グリシルグリシン100%パウダー濃厚本舗Gパウダー 5g
手作り化粧水は、キッチンスケールでは1~2gの分量はちゃんと計れませんので薬匙が必須なのですが、水15mlに付属のスプーン1杯分入れれば3%のグリシルグリシンの水溶液が作れるという手軽さが良かったんですよね。
作り方・保存方法
水道水または精製水15mlに付属のスプーン1杯分を混ぜるだけです。
付属のスプーンは1杯で約0.5gとなり3%のグリシルグリシン溶液が出来上がります。
グリシルグリシンが多すぎても良くないそうですが、販売されている化粧品には有効な配合量として1~5%のグリシルグリシンが配合されているものが多いので、多少の誤差は気にせずとも良さそうです。
防腐剤などは入っていませんので、1週間以内に使い切るようにしてくださいとのこと。
僕は、朝晩バシャバシャと多めに使いましたが15mlで4日ほど持ちます。
防腐剤が入っていませんので冷蔵庫で保存してください。
使い方は、マスクシートに染み込ませパックにしたり、化粧水替わりに使用し、使用後は乳液やクリームでお手入れをしてくださいとのこと。
使用感は、ほぼ水と変わらないサッパリしたものです。
僕は、洗顔→グリシルグリシン→化粧水→保湿美容液→ホホバオイルの順で使用し、時にパックでも使用しました。
5週間使用した評価
薬事法の関係で写真の掲載は控えますが、『フラクショナルco2レーザー6回目のレポート』の最後に掲載した写真(術後15日後の写真)の後から使い始め、『フラクショナルco2レーザー7回目のレポート』までグリシルグリシンのみの化粧水を使用しています。
結果、1ヶ月ちょっとでは毛穴に目に見える変化は表れませんでした。
口コミでは「使った次の日から毛穴が無くなった。」などと書いている方もいますが、にわかに信じられません。
(すぐ効いたレビューはどのようなスキンケア用品でも見かけますが…。)
ただ、グリシルグリシンは悪い製品ではなさそうです。
僕は、敏感肌で肌に合わない製品を使うとすぐに肌が荒れてしまうのですが、5週間使ってもトラブルは起きませんでしたし、使用後もつっぱらず保湿効果もしっかりありそう。
※すべての人がトラブルが起きないとは限りませんので必ずパッチテストをおこなって下さい。
臨床試験では2ヶ月間連用塗布で有意な結果が出ており、1ヶ月では14%程度の毛穴面積が縮小したとのことなので体感的に分かりづらかったのかもしれません。
参考:https://www.peptide-soc.jp/files/newsletter/PNJ68.pdf
グリシルグリシンの仕組みをみても、角化異常を直すものですから、最低でも効果を感じ始めるまで肌のターンオーバー分以上の時間(28~56日以上)は要するんじゃないでしょうか。
信憑性がありそうなレビューでも、効果がハッキリでるまで半年ほどかかったというものもありましたし、もう少し継続して使用してみようと思います。
APPSビタミンC誘導体をプラスしてみた
前回は、グリシルグリシン5gを購入し40日弱ほど持ちました。
40日ほどの使用では、毛穴の大きさに特に変化を感じなかったものの、肌トラブルはおこらず継続して使用できそうです。
レーザー治療でも毛穴は少しづつしか閉じていませんから、化粧水に1ヶ月で結果を求めるのは酷でしょう。
というわけで、追加でグリシルグリシンを購入しました。
前回は5gでしたが、トラブルもなく期待できそうだったので今回は20gです。
さらに今回は、ハトムギ原液とAPPSビタミンC誘導体も一緒に購入しました。
グリシルグリシンが20gで購入でき、APPSビタミンC誘導体や、ハトムギ原液も安く購入できるショップはマンディムーンでしたので、今回はそちらを利用しました。
※ハトムギ原液は首のイボ用に購入したので、今回は化粧水には入れていません。
商品リンクです↓
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グリシルグリシン+APPS(ビタミンC誘導体)の化粧水レシピ
作り方はマンディームーンの公式サイトでは以下の通りに紹介されています。
グリシルグリシン 1g
APPS粉末 0.5g
米セラミド原末 0.025g
ベタイン原末 2.5g
これでおよそAPPS1%、グリシルグリシン2%の化粧水が出来る計算です。
化粧品に含まれる有効な配合料を調べたところ、グリシルグリシンは1%~5%の間で使われており、APPSは0.5~2%で効果が期待でき、1%以上配合してものあまり効果は変わらないそうです。
僕は、グリシルグリシンは今まで3%を使っていて問題がなかったので、
グリシルグリシンは1.5g
(濃厚本舗の付属スプーン3杯分)
APPSは0.7%
(0.35g 1ケース1gなので容器の1/3ほど)
で作成しました。
APPSは、安定性が低いとのことなので、付属のスプーンを使って使うたびに混ぜても良いかと思います。
(スプーン1杯で化粧水1回分。)
出来上がりは少し黄色い液体です。
グリシルグリシンだけで泡立ちませんでしたが、APPSが入っているとびっくりするほど泡立ちます。
これは、APPSが水溶性・油溶性両方の性質を持ち合わせているためで、この泡は5日経っても消えないほどでした。
また、「この泡はグリシルグリシンの影響で出来るもので、泡が毛穴にいい。」と書いているwebサイトがいくつかありますが誤情報ですので、グリシルグリシンのみで泡立たなくとも心配する必要はありません。
使用感は、ほぼ水とかわらないサッパリしたものですが、グリシルグリシンのみを溶かした化粧水より少しとろみがあります。
10日間使用した感想
10日間使用し、フラクショナルco2レーザー後の穴だらけの肌にも使用しましたが問題はありませんでした。
トータルで45日ほど使用し、特にハッキリした効果があったわけではありませんが、今後も継続して利用していきたいと思います。
また、僕はコスパ重視ですので自分で調合しましたが、濃厚本舗からグリシルグリシン+APPSの化粧水セットも販売されています。
濃厚本舗のセットは60mlでAPPS 1%+グリシルグリシン3%溶液+ケース付きで1500円+税ほどです。
原末のみで購入すると、APPS 990円+グリシルグリシン261円=1251円+税ほどですので、そこまでコスパも悪くありません。
ケースもついていて、何より自分で計る必要がないので、はじめての方は濃厚本舗のセット購入で良いかと思います。(Amazonでも買えますし。)
9ヵ月間使用した感想-長期間の使用で毛穴に有効だったか?
※2020年7月追記
さらに9ヵ月ほど使用した感想です。
僕は、APPSとグリシルグリシンを精製水に溶かして使用していたのですが、新型コロナの影響で精製水が手に入らなくなってしまいました。
そのため、4ヵ月ほど前から1回ごとに化粧水に原末を溶かして使っています。
濃度は、APPSは0.5~2%、グリシルグリシンは1%~5%におさまるように溶かして使っていますが、今のところ問題は起きていません。
そして、長期間使用したグリシルグリシンの評価ですが、毛穴に有効なのではないかと考えています。
この9ヵ月の間に毛穴は縮みましたが、大きな要因は、グリシルグリシンではなく美容医療のフラクショナルCO2レーザーの影響だと思います。
ですが、途中1ヵ月ほどグリシルグリシンを休んだ時に、毛穴の開きの調子が悪い日が続くと感じました。
そして、使用を再開して1ヵ月ほどでなんとなく調子がいい日が増えたような。
そのことから、美容医療ほどの効果は無いものの、毛穴の開きの予防効果くらいはあるのではないかと思っています。
劇的な効果はなく、使い続けないといけませんが、有効に思えるので今後もリピートしていきたいという評価です。
よろしければ、フラクショナルレーザーの経過レポートもご覧ください。↓