セルフパーマのやり方

ヘアケア
当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

僕は、カット・カラー・パーマは全て自分でおこなっていて、セルフパーマも10年以上、計35回~40回はかけています。

先日パーマをかけるついでに写真を撮ったので、初心者の方にも分かるようセルフパーマのかけ方を紹介していきたいと思います。

 

ただ、正直なところセルフパーマはカットやカラーとは次元の違う難しさですのでおすすめは出来ません。

パーマは美容院でやってもらうべき技術です。

慣れていない方は、ロッドを一本髪に巻きつけるにも苦労するんじゃないかなと思っています。

セルフでやると髪も傷みやすいですし、結果もそれなりですから。

 

ですので、真似しようとはせず、あくまで参考程度にご覧下さい。

スポンサーリンク

パーマがかかる仕組み

パーマのかけ方の前に、ざっくりとパーマがかかる仕組みを説明します。(大事)

パーマは髪にロットを巻き付けた状態で固定します。
そして、1剤をかけることで髪のシスチン結合を切断し、髪の形が変化しやすい状態になります。
その後、2剤でシスチン結合を再結合し、ロットに巻き付けたウェーブを髪に固定します。

ざっくりしすぎですかね。w

 

セルフパーマは、この仕組みを意識することが大事です。

 

パーマ液の説明書に細かい手順がありますし、webで美容師さんの細かいテクニックを見ることも出来ますが、それは人にパーマをかける時の話。

 

1人では姿勢自体に無理がありますし目視がちゃんと出来ませんので、余計な事をすると失敗しかねません。

セルフパーマは最低限の事しか出来ませんから、難しいことは省き基本だけはしっかり押さえる気構えが大事です。

 

パーマのより詳しい仕組みはこちらのサイトで解説されています。

パーマのメカニズムhttps://www.dariyacosme.com/labo/perm_primer/

必要な道具

僕が普段準備している道具は以下の通りです。

パーマ液
ロット
ペーパー
霧吹き
コーム
輪ゴム
スティックピン
フェイスタオル×3
サランラップ

僕はすぐ洗い流せる風呂場でパーマをかけるのでタオルは3枚で足りますが、パーマ液が床に垂れるとベタベタになりますので、部屋でパーマをかける場合には、床にバスタオルをひいたり顔を拭くタオルを多めに用意した方がいいです。

パーマ液

市販品で買えるパーマ液はベネゼルが出しているパーマ液のみです。

それくらい自分でかける人が少ないのでしょう。

ほかにはネットや美容院向けの専門店に行って業務用のボトルを買ってくるしかありません。

 

ベネゼルの製品は、しっかりウェーブがかかる赤色と、カラーをしていたり傷んでいる人用の青色の2製品あります。

そして、各色、部分用全体用の2つのサイズがありますが、僕は青色(ダメージヘア用)の部分用を使っています。

 

いつも、ロット13本分ほど(それしか持っていない)巻いているのですが、部分用で十分余ります。

あとで、巻いた状態とパーマをかけたあとの写真を載せますので、どちらの薬液にするか・サイズはどれくらいか、かかり具合の参考にご覧ください。

 

薬局では赤色を売っているお店もたまに見かけますが、青色を売っている所は滅多にないのでネットで買ってしまった方がいいです。

ロッド

僕は直径12mmのロッドを使っています。

ベネゼルのロッドだと10号くらいのサイズですね。

 

ダリヤコーポレーションのサイトにサイズがかいてあります↓
http://www.dariyacosme.com/hair_line/venezel/wave/goods/

ただ、これはたまたま持っていたロッドのサイズがこのサイズだったので使っているだけで、しっかりパーマがかかればアフロのようにチリチリになってしまうサイズです。

 

12mmでしっかりかかれば、このウィッグくらいかかります↓

セルフパーマはしっかり巻くのが難しいので12mmでもチリチリにならずにすんでいますが、ほどよいウェーブにするには弱い薬液を使ったり放置時間を短めにしたりと調整が必要です。

 

これからロッドを買う人は僕より一回り大きい12号を買われるとかかりすぎる心配がなく、ほどよいウェーブになるかと思います。

あとで載せる僕の仕上がりの写真と合わせて自分のイメージに近いサイズをお選びください。

ペーパー

僕はベネゼルのウレタンペーパーを使っています。

 

市販されているペーパーは、のものとウレタンのものがありますが、なぜ僕がウレタンペーパーを使っているのかと言うと、それしか売っていなかったからです。笑

 

セルフパーマを始めたときに、ペーパーをもとめ薬局を何軒もハシゴしたのですが、どこにもペーパーを取り扱っている薬局が無く、商店街の個人経営の薬局のセールのワゴンの中にようやく見つけたのがウレタンペーパーだったのです。

それから、紙とウレタンを混ぜこぜで使うのも嫌なので、ヘタったらウレタンを買い増し続けて使っているだけですね。w

 

それくらい中々売っていないので、ペーパーはネットで買ってしまった方がいいです。

 

では、ウレタンと紙のペーパーで何が違うのかというと、以下の特徴があります。

 

・安い
・繰り返し使える
・薄いのでロッドに巻き込みやすい
・使用1回目はツルツルすべる

ウレタン

・繰り返し使える
・厚手で巻き込みづらい
・滑らないので1回でうまく行きやすい

 

一長一短ですが、安くて巻き込みは簡単だけど、ツルツル滑るのでロッドが外れやすいのが紙のペーパー。

巻き込みは少し難しいけど、ザラザラしているのでロッドが1回で噛んでくれるのがウレタンペーパーです。

どちらも繰り返し使え、耐久性も同じくらいです。

 

 

では、パーマ初心者の方はどちらがいいのかというと、僕はウレタンペーパーをおすすめします。

紙のペーパーは、ツルツル滑ってしまって、巻けたと思ってもスルっと抜けてしまうんですよね。

そうなると、パーマがかからなかったり、何度も巻きなおす羽目になってしまいます。

紙のペーパーをつかう場合には、新品ほど滑りますので、使う前に1度水洗いした方が良いかと思います。

 

 

ペーパーを乾かす時は、ウレタンペーパーは分厚いのでそのまま乾かしてもいいのですが、紙のペーパーは雑誌に挟んで乾かすと、まっすぐに伸びて次に使いやすくなります。

霧吹き

ロッドを巻く時は髪を濡らします。

洗面台で髪を一気に濡らして巻いてもいいですが、セルフパーマはロッドを巻くのに時間がかかるため髪が途中で乾いてしまいます。

ですので、霧吹きを用意しておいた方がいいです。

コーム

100均で売っているようなリングコーム(ラットテールコーム)で構いません。

髪を梳かし、毛を揃えてからロッドに巻かないと、髪も痛みますしパーマのかかりが酷いことになりますので必ず用意しましょう。

 

もし、リングコームがなくても、目が細かいクシであれば何とかなります。笑

輪ゴム

巻いたロッドをとめるのと、頭にまくタオルをとめるのに使います。

ベネゼルのロッドだと、ロッドにはじめから輪ゴムが付属しています。

輪ゴムは一般的な16号で大丈夫です。

 

パーマ液がついた輪ゴムは乾くと輪ゴム同士でひっつくので、使い終わったらベビーパウダーをまぶしておいてもいいです。
(僕は面倒なのでやっていません。へたったら捨てます。w)

スティックピン

スティックピンは、パーマをかけた時に、輪ゴムのあとが髪につからないように使います。

ピン1本でロッド2~3本分の輪ゴムに挟むので本数は少なめでいいです。

 

輪ゴムとロッドの間に挟めればいいので、長めのプラスチックの爪楊枝でも代用出来ないことはないです。

フェイスタオル3枚

ターバン用のタオルが2枚。

垂れてきたパーマ液を拭いたり、中間リンス後の濡れた髪を軽く拭くのに1枚必要です。(バスタオルでも可)

 

風呂場でパーマをかけるとはいえ、パーマ液が顔に垂れてくるとベタベタして中々とれないですし、目に入ったら大変です。

ですので、フェイスタオルと縦に折って顔にまきターバンにします。

1液をつけている間に1枚使用し中間リンスで1液を洗い流したあと、新しいターバンに取りかえ2液をかけます。

 

タオルは多いに越したことはないので、4~6枚用意しておいてもかまいません。

予備があるといざという時も安心です。

サランラップ

サランラップはヘアキャップの代わりに使います。

1剤を塗布した後、頭に軽く巻きつけます。

保温や、薬剤の乾燥を防ぐ役割ですね。

 

なぜ乾燥がよくないのかと言うと、水分が蒸発して薬剤の濃度が濃くなってしまうと、髪に必要以上の負担がかかってしまうため。

ただ、湿度が高い風呂場でかけるのであれば、使わなくても問題ないと思います。
(パーマをかける時は裸なので、冬だと風呂を炊いておくのは必須。)

ロットの巻き方

ロットの巻き方は、上巻き、下巻きがありますが、セルフパーマでは基本的にはうわ巻き(内側に巻く)の手の動きのみ覚えておけばOKです。

 

器用な人は、下巻きでも出来るかも知れませんが、自分にかける場合は手首を外方向にひねる必要があるので出来ないようなら諦めてください。(僕は無理。)

 

手元の動きは以下の動画がわかりやすいと思います。

上の動画だとウィッグにロッドを巻いているので、ペーパーは顔前側、ロッドは背中側に置いて巻き込んでいますが、セルフで巻く場合には逆の配置になりますので、あくまで巻き込み方の参考です。

 

自分で巻いている動画は下のような感じです。

動画では、綺麗に並行にスライスしてロッド幅の毛束を取っていますが、鏡ごしにおこなうセルフパーマでは難しいです。

多少スライス線が斜めでもいいですし、幅もロッドに巻きつけられる量の毛束であればOK。

 

気をつけるポイントは、巻く前に綺麗に梳かされているか、頭皮に対して平行に巻きつけられているか、ペーパーがしっかり噛んでいるかです。

絵が下手でごめんなさい。笑

 

毛がまっすぐに梳かされずよれていると綺麗にパーマがかかりませんし、うわ巻きは頭皮に平行じゃなくロッドが斜めに収まるようだとすぐロッドが外れてしまいます。

 

あとは、ダリヤの公式HPには色々な巻き方が紹介されていますので参考にご覧になってください。
https://www.dariyacosme.com/labo/perm_application/

この中で出来るのは縦巻きスパイラルぐらいですね。

縦巻きの場合は、上巻きとは違い、地肌にロッドが平行になるようには意識しなくていいです。

 

 

これから、セルフパーマをはじめようという人にはちょっと難しかったかもしれません。

基本的な巻き方はうわ巻きと話しましたが、ひとまず、うわ巻きだろうが適当な巻き方だろうが、髪がロッドに巻き付けられていて、ロッドがしっかり巻き込まれている状態ならOKくらいの気持ちでいいです。

ロッドを引っ張って抜けなければOK。
(ペーパーがうまく噛んでない状態で引っ張るとスルッと抜けます。)

パーマの手順

後で細かく解説しますが、大まかな流れを書くと以下の手順になります。

ロッドを巻く

1剤を塗布
(10~15分ほど放置)

1剤をシャワーで洗い流す

2剤を2回に分けて塗布
(7分+8分計15分)

洗い流し髪を乾かす

完成

パーマのかけ方はパーマ液の説明書に記載されていますが、はっきり言って1人だと説明書通りは難しいです。

ベネゼルのパーマ液の説明書通りにブロッキングをし、全頭綺麗にロッドを巻く必要もありません。(アフロになっちゃう。w)

 

自分で自分の髪にロッドを巻くと鏡越しでやるため、まっすぐ毛をとるのも難しく、ブロッキングなんてすぐ崩れます。

ですので、つど毛束を取りながらロッドに巻き付けていくだけでOK。

 

また、ピッチリ全ての毛を巻く必要もなく、巻けてない毛束があってもそれなりに仕上がります。
(美容師さんもわざとそうすることもある。)

イメージとしては、この美容師さんの動画を見ておくとセルフパーマの参考になるかと思います。

part1


part2

以下、今回僕がかけたパーマの写真を交え手順を説明していきたいと思います。

ロッドを巻く

巻く前の髪はこんな感じです。

寝起きの状態で撮りました。

前にかけていたパーマがとれて髪もボサボサです。

iphoneデフォルトのカメラなのですが、写真が光ってしまっているのは朝だからですかね。

見づらいですがお許しを。

 

寝起きにパーマをかけると、髪にワックスもついていませんし、皮脂が薬液から保護してくれるので丁度いいです。笑

 

霧吹きで髪を濡らし、適当に毛束を引き出しロッドを巻きつけます。

巻き終わりは、こんな感じです。

斜め前から

前髪指2本分くらいはワザと巻いていません。

後ろから

頭頂部にロッドが無いのはただの巻き忘れです。笑

全然綺麗に巻けてないじゃないかと思うかと思いますが、これでもそれなりにかかるのでOK。

 

まだ薬液をつけていない水巻きの段階では、何度でもやり直しが効くので、上手くいかなくても納得できるまで巻き直しましょう。

スティックピンを指しターバンを巻く

巻き終えたら、ゴムにスティックピンを指して、髪にゴム跡がつかない様にします。

 

そして、薬液を塗布する前にターバンをしましょう。

こんな感じです。

ターバンの結び目は輪ゴムで止めています。

1剤塗布

お風呂場に移動して第1剤をロッドに塗布します。

 

ベネゼルのパーマ液の放置時間は以下の通りです。

5~10分
ヘアカラーやブリーチをしている方
パーマをかけて2週間以内の方
髪が傷んでいる方
10~15分
パーマをかけて2週間以上の方
髪が傷んでいない方

 

僕はカラーをしていますし髪が細くパーマがかかりやすいのですが、スマホに夢中で15分放置しちゃいました。笑

本来ならば、テストカールと言うのですが、途中で1本ロッドを外し、パーマのかかり具合をみて放置時間を追加するか決めます。

中間リンス

ターバンを外し、シャワーをかけ1剤を洗い流します。

カラーをして5日程度だったためが、パーマ液で色が抜けちゃいました。

 

すすぐ時の水流は弱く、ロッドが外れない様に慎重に洗い流してください。

第三者にパーマをかけてもらっている場合には、ロッドが外れても同じように巻き直すのは簡単ですが、セルフだと難しいためここは重要です。

 

風呂場でパーマをかけると、この中間リンスが楽なのがいいですね。

流し終わったら、タオルでロッドを軽く押さえ水気を拭き取ります。

2剤塗布

ターバンを巻き直し第2剤を塗布します。

 

1剤とは違い、2剤の塗布は2回に分けておこないます。

放置時間は8分7分計15分です。

2回に分けると言っても、途中で洗い流す必要はありません。

 

放置が終わったらシャンプーをして髪を乾かします。

仕上がり

タオルドライをしただけの状態です。

強めにかけるつもりではありましたが、かかりすぎちゃったかも。笑

 

髪もボサボサでしたので、この後、乾かして、カットして、セットしました。

カットしたらいい塩梅。

光が当たる感じで

12mmのロッド計13本、薬液はベネゼルのダメージヘア用です。

 

髪型は前髪重めで今っぽく寄せてました。

似合ってはいませんが、旅行前にセットしやすくなったので良しとしましょう。笑

パーマは美容院でかけた方がいい

セルフパーマはパーマ液代600円でかけられますし、慣れていれば自宅で1時間くらいでかけられます。

自分の思う通りかけられる分、結果に納得できる事も多いです。

 

ただ、慣れるまでは失敗もしますし、時間もかかります。

この慣れるまでがとても大変。

 

冒頭にも話しましたが、長らくはロッドを1本巻くにも何分もかかると思います。

無理な姿勢で巻くので三角筋も疲れますし、片付けも面倒。

 

ホットペッパービューティなどを見ていると、安価でパーマがかけられる美容院もあるので、技術習得の時間を考えると、そちらを利用した方がコスパは良いかもしれません。

それでも、自分でパーマをかけたいという方は、比較的セルフでも巻きやすい前髪や横前髪から挑戦してみると良いかと思います。

 

セルフカットのコツについてはこちらの記事をご覧ください。

初心者がセルフカットで失敗しないためのコツ
僕はカット、カラー、パーマはセルフでおこなっていて、セルフカットは15年ほど200回近くはおこなっています。 セルフカットは意外と簡単で、セルフパーマと比較すると習得も容易です。 いつでも好きな時に切れますし、美容師さんとの意思疎通で失敗す...
タイトルとURLをコピーしました