先日、湘南美容クリニックで糸リフト(スレッドリフト)のカウンセリングを受けてきました。
僕はいままで、ほうれい線の悩みでFGF注入療法やハイフを受けてきたのですが、FGF注射はまったく効果無し、ハイフもほうれい線への変化は見られませんでした。
そこで、残された手段は、ヒアルロン酸の注入や、脂肪注入、切開リフト、糸リフトなどが考えられますが、どれも一長一短なんですよね。
切開リフトをするには早すぎる。(それに怖い。)
予算としては、ヒアルロン酸か糸リフト。
芸能人を見ていると、綺麗に仕上がっている方は糸を入れていることが多いような。
ですが、糸を入れるにしても、自分に適切な施術なのかも分かりませんし、何本くらい必要で料金はどれくらいになるのか分かりません。
SNSでは、糸リフトは「すぐ戻ってしまった。」、「金ドブ」という口コミもよく見ますし、不安や疑問点もあります。
ですので、ひとまず話を聞くためにカウンセリングを受けてみることにしました。
カウンセリングで色々お話を聞けましたので、レポートしていきたいと思います。
糸リフトとヒアルロン酸どっちをやった方がいい?
糸リフトの希望でカウンセリングをうけましたが、もしかしたら糸リフトよりヒアルロン酸の方が良いのかもしれません。
糸リフトとヒアルロン酸ですと、どちらの施術がいいですか?
どちらかというより、どちらもやった方がいいです。
糸で引っ張り上げて、ヒアルロン酸で溝を埋める形ですね。
糸を挿入すると、下の写真のように引っ張りあげることになりますが、実際には手で押さえた時ほど引きあがらないとのことで、ヒアルロン酸で溝を埋めてあげれば綺麗に仕上がるとのことでした。(小鼻の横の窪みにはヒアルロン酸は打てないので、その少し下まで注入。)
今回、湘南美容クリニックの2つの院でカウンセリングをしてもらったのですが、どちらの先生も両方やった方がいいとのこと。
糸の本数は、僕の場合は、VOVリフトでは6~8本(片側3~4本)、テスリフトでは4本(片側2本)必要になるそうです。
VOVリフト、シークレットリフト、テスリフトの違い
2021年現在、湘南美容クリニックでは以下の4種類のスレッドリフト(溶ける糸)があります。
シークレットリフト
テスリフト(一部の院のみ)
VOVリフト
2019年頃は、SBCプリマリフトとシークレットリフトの2種類のみでしたが、2種類の糸が導入されたようです。
SBCプリマリフトは、ほうれい線の部分には挿入できずフェイスラインの引き上げに使われる糸ですので、ほうれい線の悩みの場合は残りの3種類からの選択となります。
料金の違いがありますが、ホームページの説明文を読むと、糸の仕組みはどれも似ているような…。
3種類糸に違いはあるのでしょうか?
シークレットリフト、テスリフト、VOVリフトの違いは何でしょうか?
コグの形が違います。
効果の持続時間には差が出たりするのでしょうか?
糸が溶けるまでの持ちは、VOVリフトが長いですね。
VOVリフトは、3種類のうち1本あたりの金額が一番安いのですが、持ちは一番長いとのこと。
調べたところ、VOVリフトはPCL、シークレットリフトはPCLとPLLAの混合、テスリフトはPDOが素材として使われていおり、VOVリフトに使われているPCL素材が一番吸収が遅いようです。
それなら、VOVリフト一択なのでは?
と思ったのですが、2院目の先生に詳しく聞いたところ、糸の持ち自体はVOVリフトの方が長いのですが、実際の引き上げ効果はテスリフトの方が長く感じるとのこと。
また、テスリフトは折り返して入れるので1本で2本分の効果があり少ない本数で済むのだそう。
そのため、テスリフトの方がおすすめではあるとのことでした。
テスリフトについては、こちらの動画も参考にされるとよいかと思います。
ほかにも、旭川皮フ形成外科クリニックの記事も読みごたえがあり、一読しておくと良いかと思います。
↓↓
HISAKOの美容通信2021年9月号 溶ける糸でフェイスリフト|テスリフト
効果の持続時間はどれくらい?
美容医療では、ホームページ上の説明と、実際に感じる効果の持続時間が違うということがよくあります。
1年持つと言われているものが半年しか持たなかったり、回数が5~10回かかるというものは大体10回かかるといった具合です。
これは、美容業界の悪い慣習の1つだと思うのですが、薬剤や機械のメーカーがクリニックに説明しているカタログスペックがそのまま記載されているためです。
そして、ほとんどのクリニックは、カウンセリングの段階で体感できる効果持続時間の説明があります。(中には、カウンセリングでもカタログスペックで説明を通すクリニックもあります。)
VOVリフトは、2年~3年持つと説明しているクリニックが多いのですが、実際はどれくらい引き上げ効果があるのか質問してみました。
VOVリフトは、どれくらい効果が持続するのでしょうか?
糸自体の持ちは長いのですが、実際の引き上げ効果は半年くらいだと思います。
テスリフトはどれくらい持つのですか?
テスリフトは1年くらい持ちます。
また、糸の刺激によりコラーゲンが生成され、糸が溶けたあとも残るので、ある程度は引き上げ効果が持続するとのことでした。
機能と持続期間はテスリフトの方が魅力的ですが、湘南美容クリニックのテスリフトの金額は、VOVリフトの1.6~1.8倍程度ですので悩みどころです。
糸を入れた後にハイフを打ってもいいの?
糸リフトの挿入する深さを聞いたところ、だいたい4mmくらいの深さで入れるとのことでした。
4mmとなると、ハイフの作用する深さと重なります。(ハイフは4.5mm、3mm、1.5mmなどのカートリッジを使用。)
VOVリフトの素材であるPCLは、脂肪族ポリエステルの一種で融点は60℃。
糸リフトを入れた後にハイフを受けたら、糸リフトが切れたり、維持力が弱まってしまわないのか心配です。
ネットで調べてみると、ドクターの意見も真逆の意見がそれぞれあるんですよね。
賛成の意見では、糸で引きあげた後にハイフで引き締めると、引きあがった状態で維持されやすいというもの。
反対意見では、糸に影響はあるのは確かなのでやらない方がいい・やるならハイフが先というもの。
糸リフトの後は、深い層ではなく、ハイフシャワー(浅い層のハイフ)をするのがいいという中間のような意見も。
口コミを調べてみても、糸リフトの後にハイフをするのが良かったというものや、ハイフ後に垂れ下がった気がするというものまで。
確かに、引っぱられている時に焼き縮めたら、その形が定着しやすい気もしますし、熱で糸が台無しになってしまうようにも思えます。
まったくどうすればいいのか分かりません。
糸リフトの後にハイフをしてもいいのでしょうか?
ハイフは受けても大丈夫です。
熱で糸が溶けてしまったりはしないのですか?
熱で変性してしまわないかという事ですよね。
確かに、一部は変性の可能性はありますが、糸が切れるほど全体には影響しません。
糸リフト後に、ハイフはやった方がいいのでしょうか?
やった方がいいと私は思います。
カウンセリングしていただいた2人の先生とも、糸リフトの後にハイフをした方がいいという回答でした。
湘南美容クリニックは、慎重な印象がありましたので、てっきり糸が溶け切るまでは当てない方がいいと言われると思っていました。
今後、糸リフトを繰り返し受けることになったら、ハイフをした場合としない場合の比較をしてみようかな。
ちなみに、湘南美容クリニックでは糸リフト後のレーザー施術は、2か月後から受けられるとのことです。
スポーツはいつからしていいの?
糸リフトのダウンタイムは長く、内出血は7~10日ほど残り、スルメのような硬いものが食べられなかったり、口が開けづらいという感覚が1ヵ月ほど続くこともあるようです。
そのため、歯医者に通う予定はありませんか?とも聞かれました。
ダウンタイムが長いとなると、運動をいつからしていいのか気になります。
筋トレやランニングはいつからしてもいいのですか?
1週間は絶対にやってはいけません。
できれば、1ヵ月は我慢してください。
1ヵ月の後は、顔を力むような運動をしてもいいのでしょうか?
1ヵ月経てば大丈夫です。
1ヵ月身体を動かすのを我慢するって結構つらいですよね。
以前、ハイフは1日空ければ大丈夫と言われたのですが、糸リフトは長い…。
ほかに、針穴に色が入り込んでしまう場合があるので染髪は2週間は避けてくださいとのことでした。
以上が、カウンセリングでの質問内容となります。
2人の先生に相談に乗ってもらい、納得ができましたので施術をうけてみようと決心できました。
次回、実際にうけた施術内容についてレポートしてきたいと思いますので、よかったら読みに来てください。
※施術レポートを更新しました。↓
https://traslatiosedis.com/sbcーoneday/
糸リフトに関して詳しくは、公式サイトをご覧ください。