セルフでミルクピールを10回使った感想とやり方

美肌治療(毛穴・ニキビ跡)
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いままで、僕は美容クリニックでレーザーやピーリングを受けてきましたが、今年は、糸リフトにも挑戦し予算がちょっと厳しい。

 

そこで、ミルクピールを個人輸入し、セルフでのピーリングに挑戦してみることにしました。

現在は8回使用し慣れてきましたので、ミルクピールの使い方や、8回使用した効果のレポートをしていきたいと思います。

 

ただし、このレポートは、セルフでのケミカルピーリングを推奨するものではありません。

 

個人輸入やセルフでの使用は、すべて自己責任です。

僕個人の記録として、また、買ったはいいけど使い方を確認しておきたいという方にむけ記事を書いています。

 

あくまで、自己責任であることを念頭に、参考程度にご覧いただければと思います。

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ミルクピールとは

ミルクピールとは、フランス DERMACEUTIC社製のピーリング剤です。

効果の違う、グリコール酸、乳酸、サリチル酸を独自の割合で配合した製品で、単一の薬剤では得られない効果と、ダウンタイムの少なさが特徴です。

グリコール酸

ケミカルピーリングで最も使用されている水溶性の薬剤。
粒子が小さく、基底層まで浸透する。
角質剥離作用により、不要な角質を取り除き肌質を改善する。
角質の結合を弱め、ニキビ菌に対する殺菌作用もあるため、ニキビへの効果も期待できる。

期待できる効果:保湿、小じわの改善、ハリ・ツヤ、ニキビ

乳酸

分子が大きく角質層の表層部に薬剤が留まるため、刺激が小さい。
角質層のセラミドの生成促進による保湿効果、チロシナーゼを抑制する働きによる美白効果もある。

期待できる効果:保湿、美白、肌の凹凸改善

サリチル酸マクロゴール

角質層に有用成分が留まるため、刺激が小さい。
脂溶性のため毛穴内部にも浸透しやすい。
角質軟化・融解作用により、不要な角質を取り除き肌質を改善する。
角質を均一に整え、皮膚のざらつきに効果が期待できる。
グリコール酸よりニキビに効果があるという論文もあり。

期待できる効果:保湿、キメ、小じわの改善、ハリ・ツヤ、ニキビ

参考:https://www.komaba-hifuka.com/pdf/MilkPeel.pdf

 

濃度や配合の割合は不明ですが、医療機関用だけあってpH1.9と強い酸性です。

購入すると、このようにセットで届きます。

内容物は、クレンジングフォーム(Former15)40ml、ジェル剤(Milk Peel)60ml、カップ、ブラシの4点。

 

ピーリングに必要なものは全て揃っていますので、ほかに用意するものはないですね。

説明書には、使い方や使用上の注意が書かれた日本語のページもあります。

ミルクピールを選んだ理由

探してみると、マッサージピールや、ミラノリピールなど、個人輸入できる医療用のピーリング剤が見つかります。

その中でも、ミルクピールを選んだ理由はコスパの良さと、保存のしやすさの2点です。

 

 

まず、保存のしやすさについてですが、マッサージピールは要冷蔵です。

個人輸入の際にも、冷蔵で輸送してくれるところから購入しなければなりません。

 

ミラノリピールは常温保存が可能ですが、容器から取り出すための注射器や、塗るための手袋が要ります。

ミルクピールはというと、常温保存が可能で、ボトルのキャップをはずしてカップに注ぎ筆で塗るだけと手ごろだったんですよね。

 

コスパという面でも、ミルクピールは1セット24回分で21,000円程度と、1回あたり1,000円以下という安さ。

 

刺激の強さも、マッサージピールやミラノリピールよりマイルドで、初心者にも扱いやすそうだったというのもあります。

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ミルクピールの使い方

使い方は説明書にもかかれていますが、詳しく説明していきたいと思います。

1.クレンジング

最初にクレンジングフォームを4プッシュして、顔全体を洗顔していきます。

Former15という名前の通り、15%のグリコール酸(pH値4.1)が使われており、クレンジングの時点で軽いピーリング効果があります。

ですので、肌に乗せると少しピリピリ感がありますね。

 

これにより、肌にミルクピールが均一に浸透しやすくなるとのこと。

クリニックによっては、クレンジングフォームをつけ1分放置するところもありました。

洗顔が終わったら、水で泡を洗い流し、水分を拭き取ります。

 

ちなみに、濃度の参考に、医療機関でおこなうグリコール酸のピーリングは、20~40%の濃度(pHは0.5~2.0)の薬剤が多く使われており、市販品では2.5~7.5%(pHは3.5以上)のものが使われているそうです。

2.ミルクピールの塗布

カップに2.5mlのミルクピールを入れ、ブラシを使って顔全体に塗っていきます。

 

2.5mlをカップに入れると、これくらいの量ですね。

↓↓

軽量スプーンがなければ、おおよその量で大丈夫かと思います。

 

僕は、顔だけではなく、デコルテや首にも塗っていますので、1回分の倍くらいの量を使います。

これくらい。

 

塗る順番は、Tゾーン、下あご、口回り、頬の順で塗っていきます。

僕の場合は、体も塗りますのでステロイド外用薬の吸収率を参考に、顔より吸収率の低いデコルテや首から塗る様にしています。

出典:つつみこどもクリニックHP

 

塗り方は、手早く塗ることを意識して、全体的にサッと塗り終えたら、後から丁寧に塗り直しています。

唇のまわりや、ほうれい線、目の周り、粘膜への使用はできませんのでご注意下さい。

クリニックによっては、ワセリンで目の周りを保護して使用するところもあるようです。

 

 

塗り終えたあとは1~3分ほど放置します。[最大で5分まで可。]

ピリピリと痛みを感じるものですが、激しい痛みや反応があった場合には、使用を中止し水で洗い流してください。

 

 

放置が終わったら、丁寧に洗い流します。

洗ってもヌルヌルとした感触が残りますが、いくら洗ってもとれませんので、しっかり洗い流せたと思ったら洗い終えて構いません。

3.保湿

ピーリング後の肌は乾燥しやすくなりますので、保湿をしっかりおこないます。

 

公式には、ヒアルシューティック(hyal ceutic)というヒアルロン酸、ホホバオイル、アロエベラ、ビタミンEなどが含まれた保湿クリームがありますが、僕はいつもレーザー治療後に使っているEasy dew RXのマスクシートを使っています。

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ダウンタイムはどれくらい続く?

ダウンタイムは放置時間でも変わりますが、ミルクピールは施術説明通りダウンタイムが少ないように感じます。

 

施術1回目は、反応をみるために1分間の放置時間だったのですが、施術直後でもほとんど赤みはありませんでした。

2回目は2分、3回目は2分30秒、4回目以降は3分放置するようにしているのですが、これも施術直後にほんのり赤くなる程度です。

 

8回目施術直後の写真(放置時間3分)

写真では分かりづらいですが、これくらいの赤みです。

 

この赤みも、1~2時間経てば引きます。

当日、翌日は、体温が上がると普段より赤ら顔になったり、肌の調子が若干悪いように感じますが、他人は気づかないであろう程度。

皮むけは一切なく、2~3日経つころには肌の調子も戻ります。

 

ただ5分まで放置する場合には、それなりにダウンタイムが発生しました。

具体的には、翌日まで赤みが残り、3~4日ほど皮むけやかゆみが残る感じですね。

かきむしって、色素沈着をおこしてしまったこともあるので、ダウンタイムが不安という方は3分以下の放置時間で洗い流した方がいいでしょう。

テキパキとした塗布が大事ですね。

 

一応、大事な予定の3~4日前からは施術をしないようにし、僕のように少しずつ放置時間を延ばして様子を見るといいのではないかと思います。

使用頻度はどれくらいがいい?

説明書によると、ミルクピールは2週間間隔で4回使用するとだけ書かれています。

 

24回分入っているのに4回使用した後はどうすればいいのか悩んだのですが、

調べたところ、2週間間隔で4・5回使用した後は、1~2ヵ月に1回施術をおこなうと説明しているクリニックが複数ありましたので、目安にされるとよいかと思います。

 

僕も、2週間間隔で5回施術したあとに1ヵ月間隔で5回施術をしていますが、いまのところ問題を感じていません。

注意点

禁忌

・荒れたり炎症を起こした肌や激しい日焼けをした肌には使用しないでください。(特に夏季)
・口唇ヘルペスができているとき、または抗ウイルス治療をする予定がある時は使用しないでください。
・製品成分へのアレルギーが生じた場合は、ご使用をおやめください。
・局所または口内治療中の患者(過酸化ベンゾイル、レチノイン酸、イソトレチノインなど)は、過剰のピーリングのリスクがあるため、肌診断に基づき、初回ピーリングをおこなう15日~1ヵ月前に使用を停止してください。
・皮膚構造を傷つける恐れのある皮膚剥離等の治療は禁忌となっています。
・その他健康評価にもとづき何らかの懸念がある患者への仕様は認められていません。

使用上の注意

・外用、サリチル酸により限定箇所にのみ使用してください。成人用。
・最初のピーリングの15日前から肌を整えておくことをおすすめします。
・訓練を受けた医療専門家以外は使用しないでください。医療機器の仕様に関連する合併症及び反応に関する知識が必要です。
・処置中は保護手袋を使用し、ガラスのカップとブラシはピーリングセッションごとによく洗浄してください。
・アルコールまたはアセトン系洗浄剤は使用しないでください。
・唇の周り、ほうれい線には使用しないでください。飲み込まないでください。
・目と粘膜につかないようにご注意ください。万が一ついてしまった場合には、水で完全に洗い流してから、生理食塩水をご使用ください。
・処置後4週間および処置中は、日光にさらされることを避け、日焼け止めをご使用ください。
・お子様の手の届かない所に置いてください。
・製品の見た目が変化した場合、医療機器の使用を中止してください。
・患者の肌タイプ、処置への耐性、要望にあわせてご使用ください。
・漏出事故を防ぐため患者の上に医療機器を持ち上げないでください。
・アレルギー反応が疑われる場合は、同一の使用方法に従い、製品を耳の後ろの1㎠の大きさの箇所に使用して様子を見てください。72時間以内に異常があれ割れなければ、問題なく顔のピーリングをおこなうことができます。
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ミルクピーリング10回の効果の感想

いままで、僕はミルクピール以外にも、

グリコール酸ピーリング+ジェネシス(レーザー)を3回
マッサージピール+ダーマペン4
ブラックピール

を医療機関で受けています。

 

体感では、効果に関しては、ミルクピールはこの3つには劣るように感じました。

上であげた3つはダウンタイムあけにはっきりと肌状態がいいように感じられたのですが、ミルクピールはほぼ変化を感じていません。

ビニール肌にはなりますので、ピーリング効果は間違いなくあるとは思いますが、マイルドなのではないかと。

 

 

ただ、ピーリングやレーザー治療は1回で変わるものでは無く、繰り返すことによってようやく効果を実感できるものです。

ですので、0回目と10回目から2週間後の写真を比較してみたいと思います。

 

0回目

10回目

うーんどうでしょうか。

 

少し肌の色ムラが減り、肌のキメが整っているようにも見えます。

この夏はニキビがあまり出来なかったのも、ミルクピールのお陰かもしれません。

 

ただし、0回目は生活習慣が乱れていて肌が荒れている時でした。

たしか写真を撮った時も徹夜明けでしたし。

さらに、スキンケア用品も0回目の頃に変えていますし、Vビームフェイシャルも2回受けていますので、複合的な変化だと思います。

 

 

ひとまず、ミルクピールは、マイルドな効果だが、ニキビ予防や肌メンテナンスとしては十分なのではないかと感じています。

 

ほかのピーリングの感想につきましては、よろしければ以下の記事をご覧ください。

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個人輸入・使用は自己責任で

繰り返しになりますが、個人輸入や使用は自己責任でお願いします。

 

僕自身も、8回目のミルクピールの3日後にパーマをかけたところ、フェイスラインをつたったパーマ液がしみて、その部分が乾燥し皮むけしてしまいました。

普段はパーマ液が顔に垂れてもなんともないのですが、それだけ肌がデリケートな状態になっていたということなのでしょう。

 

説明書にも、「訓練を受けた医療専門家以外は使用しないでください。医療機器の仕様に関連する合併症及び反応に関する知識が必要です。」とハッキリかかれています。

色素沈着などがおこりうるリスクも承知の上でおこなってください。

 

 

また、ピーリング未経験の方は、一度クリニックで受けてみてから、セルフでのピーリングを検討されるとよいかと思います。

キレイパスなどで探せば、格安のクリニックは沢山あります。

プロの施術を受けることで、ふき取りはどれくらいすればいいのか、薬液塗布はどのようにおこなうのか、などの施術感覚を掴むことができますし、自身の肌がピーリングに向いているのかも試せます。

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