2019年6月24日にリリースされた、ドコモとソニーが共同開発した肌解析アプリ「FACE LOG」(フェイスログ)を試してみました。
FACE LOGとは、スマホのカメラで顔を撮影すると、今の肌状態を分析してくれるアプリです。
肌診断はデパートのコスメ売り場などでもおこなっていますが、撮影までおこなうような肌診断は、男性はサービス対象外だったりするところも多いんですよね。
それがスマホで出来てしまうなんて有難い時代になったものです。
ただ、スマホで出来てしまうとなると気がかりなのが診断の精度です。
僕は、先日、美容クリニックの測定器で本格的な肌診断して貰ったばかり。
ですので今回は、FACE LOGで解析出来ることや、クリニックと比較したアプリの精度、撮影のコツなどレビューしていきたいと思います。
※FACELOGは2021年5月6日にサービス終了しました。
クリニックの肌診断につきましてはこちらの記事でレポートしています。
※男性専用クリニックです。
FACE LOGで測定できるもの
FACE LOGはソニーが開発した肌解析サービス「BeautyExplorer」を使用しており、
しわ
くま
毛穴
肌年齢
肌の色味
の6項目を診断することができます。
画像は、僕の診断結果ですが、
しみ、しわ、くま、毛穴の4項目がレーダーチャートで表示され、4項目から「肌年齢」を算出し見ることが出来ます。
しみ、しわ、くま、毛穴それぞれのスコアをタップすると、診断に使われた画像データも見ることが出来ます。
ちゃんと、毛穴まで判別できているようです。
上記の診断結果を見てみると、僕の肌年齢は37歳のようですね。
僕の実年齢は36歳ですので、+1歳の結果となりました。
ちなみに、この肌測定時の環境のまま、カメラ撮影した僕の写真はこちらになります。
※夜間洗面台の前で撮影、背景はぼかしてあります。
実年齢36歳 肌診断結果37歳
測定の参考までに。
ドコモのIDでログインすると機能が増える
FACE LOGは、dアカウントと連携することにより、使える機能が拡張します。
dアカウントは、ドコモ契約者で無くても作ることが出来ます。
dアカウント作成ページリンクです↓
https://id.smt.docomo.ne.jp/
日々の変化がグラフで見られる
dアカウント無しでは肌診断の結果を残すことができませんが、ログイン後は日々の変化をグラフとして残すことができます。
グラフの測定値は、その日の最後の撮影の数値が反映されますので、正確に撮影できたと思うまで撮り直しできます。
また、ログイン後は、その日の睡眠、食事、お通じなどの自己診断の入力があり、肌診断の結果との相関性を見ることも出来るようになります。
みんなの平均値
測定結果に、ユーザー全体の診断結果の平均値が追加されます。
画像の点線がみんなの平均値ですね。
平均値高すぎっ!!
みなさん美肌ですね。
美肌チャレンジ
「誰かを褒めてみましょう!」や「三角筋を鍛えましょう!」など美に関する課題を受けることが出来ます。
達成すると、ヤギさんのアイコンがつきます。(それだけ)
まぁ……よく分からないです。笑
ほかにも、iphoneアプリのヘルスケアと連動して、肌の状態と睡眠時間の相関性なども見ることが出来るようです。
解析精度は良い?クリニックの肌診断との違い
クリニックの肌診断は、4種類の光を使って撮影し、解析にも時間をかけ、未来のシミ・シワから、毛細血管が発達した部分まで細かく調べることができました。
当然、撮影機器がスマホであるアプリでは出来ることに限界があります。
ですが、最初に診断した結果を見て驚きました。
クリニックでは、僕は肌年齢が38歳と測定され、毛穴や赤み(ニキビの色素沈着)が大きく足を引っ張っているという結果。
FACE LOGの測定結果も、肌年齢は37歳と測定され、毛穴とシミ(おそらくニキビ跡がシミ判定されている)が大きく足を引っ張ている形。
割と正確なのではないかと思います。
ただし、診断結果の安定性は低い
肌状態の解析はしっかり出来ていると感じたものの、測定結果の安定性は非常に悪いものだと感じました。
初回の測定時にはクリニックに近い結果が出たものの、その後の測定結果は14歳~50歳と非常に大きなブレ。
クリニックにあるような肌診断測定器では、顔を視力検査のように機械に入れ、固定して撮影しますので、やはり精度・安定性ではかないません。
※撮影環境が変わるとバラバラの結果に
部屋や照明を変えるなどの環境変化で測定結果がブレるのは当然ですが、顎の角度や照明との距離が少しずれるだけでも診断結果は毎回変わります。
同一環境にしたつもりでも、最大で10歳くらいは診断結果にブレが出てしまっているようでした。
ただ、測定結果の年齢には大きくブレが発生したものの、毛穴とシミのスコアが低いという一貫性はありましたので、測定結果は意味のあるものだと思います。
複数回撮って平均値を出し記録していけば、ある程度の「改善or悪化」の傾向も掴めるのではないでしょうか。
測定結果を安定させるコツ
同じ環境で撮影する
まずはじめに、測定はなるべく同じ環境で撮り続けなければ意味がありません。
僕の撮影環境では、柔らかい光になる和室や、オレンジ色の照明の下では、良すぎる結果が出てしまう様でした。
蒸気のある風呂場も、当然ですがあてにならないですね。
Appストアの評価とレビューのデベロッパの回答を見ると、推奨されている環境は、明るく光が顔の前から当たる洗面台の前が良いそうです。
上の37歳と測定された僕の診断結果も、入浴前に洗面台の前で測定しています。
クリニックの測定結果に近いものでしたので、基準として最適な環境なのではないかと思います。
ぶれない様にスマホを両手で持つ
スマホを動かしたつもりでは無くても、わずかに振動してしまっている時があるようです。
動いたつもりは無かったのですが、片手で撮影していた際に、毛穴の測定値に大きなズレがあったため気づくことが出来ました。
スマホを両手で持つことにより、診断結果のズレを少なくすることができます。
シャッター音が2回鳴り終わるまで、カメラを動かさないように意識するのも大事です。
カメラレンズが汚れていないかチェックする
カメラレンズの汚れでも、大きく結果はかわります。
診断結果が前日と大きく違う時は、レンズの汚れも疑ってみましょう。
肌色を確認する
スマホのカメラは、同じ環境で撮ったつもりでも肌の色が違って見えることがあります。
診断結果で肌の色みも表示されますが、正しく撮影されているか一つの基準にされるとよいかと思います。
写真のように、肌の色によってスコアに差が出てしまいます。
色味が普段と違っていたら撮り直しましょう。
スコアや肌年齢にとらわれすぎない
前述した通り測定環境の僅かな差でも、診断結果に大きなブレが生じます。
また、ホクロをシワと認識してしまって、スコアが落ちてしまうという不具合もあるのだそう。
表示される年齢も59歳までと限られます。
そして、見た目年齢に大きく関わる「くすみ」や「たるみ」は測定出来ないのだそうです。
ですので、測定結果に一喜一憂せず、自身の肌の問題点の把握や、日々の改善・悪化に注目すると有効にアプリを使えるんじゃないかと思います。
フェイスログの評価・感想
測定結果にはブレがでてしまいますし、測定できる項目も少ないものの、診断結果は活用できると手ごたえを感じたアプリでした。
スマホや顎を安定させる台などを製作して、自身で撮影環境を整えることができれば、解析の精度も期待できるんじゃないかと思ったり。笑
今後も、アップデートで解析結果の精度を上げられるように努めていくとのことなので期待しています。
しかし、毛穴治療を続けて半年以上。
このブログでも経過をレポートしていますが、まだまだ毛穴が酷いと痛感しました。
今後、治療は継続していきますが、影響を見るのに、このアプリが有効か少し試してみたいと思っています。
クリニックでの肌診断のレポートはこちらです。