40歳をすぎ、顔の脂肪の減少を感じているのですが、特に感じているのが額と上瞼です。
額のシワが年々濃くなってきていますし、ボリュームが減ってなんだか凹んできているような。
その対策として、いままで、女優注射(リジュラン+マイクロボトックス)を額に打ってきました。
肌質がよくなりシワも目立たなくなるので、とても良い施術とは思ったのですが、シワにはよくても額のボリューム自体には効果を感じていなかったんですよね。
そこで、ヒアルロン酸またはラフレンを注入してみようとクリニックへ相談へ。
結果、ラフレンを注入してみることにしました。
現在、注入から3ヵ月経過しましたので、ラフレンについてレポートしていきたいと思います。
女優注射についてはこちらのレポートをご覧ください↓

ラフレンとは?
ラフレンとは、韓国の医療用縫合糸メーカーであるSamyang社が開発した注入剤で、PCLとCMCを主成分としています。
PCLは糸リフトの溶ける糸にも使われていますよね。
PCLがコラーゲンを増生し、肌のボリュームアップや、肌質改善効果が期待でき、効果の持続は2年ほどとされています。
ラフレンとヒアルロン酸との違いは?
ヒアルロン酸は、薬剤そのものがボリュームを出す薬剤ですが、ラフレンはコラーゲンの増生によりボリュームを出します。
そのため、ヒアルロン酸より肌がふっくらするような自然な仕上がりになり、肌質改善の効果も期待ができます。
ただ、ヒアルロン酸のように、後から溶かすことはできませんし、1ヵ月ほどで体内に吸収され、2~3ヵ月で膨らんでくるため、いったんボリュームが減る期間があります。
ほかにも、ラフレンは、ダウンタイム中はコブダイのように大きく腫れる人もいるとのことです。
ラフレンとゴウリとの違いは?
ラフレンと似た注入剤で、ゴウリがあります。
カウンセリングに行ったクリニックで両方扱っていましたので、違いを聞いたところ、ラフレンは薬剤がとどまるため額のようなボリュームが欲しいところにむいており、
ゴウリは注入後にすぐに広がるので、頬コケなどに使うとのことでした。
ラフレンの施術の流れ&挿入部位
カウンセリングでは、先生はヒアルロン酸を若干すすめているニュアンスを感じました。
僕自身も、ボリュームをしっかり出したいのであれば、ヒアルロン酸の方が安定しそうだとは思ったのですが、せっかくなのでラフレンを入れてみることにしました。
ヒアルロン酸は、別部位の注入で持続性と安定性は分かっていたので、一度ヒアルロン酸をいれたらラフレンはしばらく試せそうにありません。
なので、先にラフレンを入れてみて、ラフレンで思ったほど膨らまなかった時はヒアルロン酸を入れればいいという考えです。
診察台に横になると、
ペンで注入部分をデザインし、鏡で確認後消毒をします。
僕の場合は、額のシワは片側のみにあるのですが、それに沿って少し片側に寄ったデザインでした。
注入量は1ccで、2ccだと多すぎるとのこと。
施術箇所に麻酔を注射し、顎に痛みを感じづらくするためのブルブルと震える棒を当てます。
そして、細かくラフレンを注射していきます。
麻酔をしていたおかげで、痛みはほぼ感じませんでした。
注入後は、手で押して形を整えます。
自身でも、手で押してなじませていいとのことでしたが、僕は押しませんでした。
また、たるみ治療であるサーマジェンを注入後いつから受けていいか聞いたところ、特に期間はなく、落ち着いたらすぐに受けても問題ないとのことでした。
ダウンタイムはめちゃくちゃ腫れた
では、ダウンタイムの写真を見ていきましょう。
ダウンタイムは腫れるとは言われていましたが、思っていたより腫れました。
施術から6時間後
帰宅後の写真ですが、もう額が腫れているのが分かるでしょうか。
腫れで注入されている部位がどの辺りなのか分かります。
見た目はパンパンですが、痛みはありません。
ダウンタイム1日目
翌日はさらに腫れがひどくなりました。
注入箇所だけではなく、そのまわり一帯が腫れあがっています。
痛みはありません。
ダウンタイム2日目
額のむくみが下に落ちてきて、鼻筋が太くなりました。
写真では分かりづらいですが、鼻筋がふくらんだことにより目が普段より離れているように見えます。
斜めから見ると、分かりやすいでしょうか。
誰でも心配するくらい人相がガラッと変わるので、人と会うのは控えた方がいいかも。
この日、帽子をかぶってウォーキングしたところ、帽子の形がくっきり額についてしまいしばらく取れませんでした。
ダウンタイム3日目
2日目より、腫れはマシになりましたが、まだ額も鼻筋もむくんでいて、別人のような人相です。
ダウンタイム4日目
まだ腫れはありますが、だいぶマシになりました。
鼻筋はまだ少し太いです。
ダウンタイム5日目
むくみは残っていますが、
人にあった場合、違和感は持たれるものの指摘はされないくらいでしょうか。
ダウンタイム6日目
ダウンタイムは抜けたと言っていいと思います。
ダウンタイム中の見た目の腫れはすごかったですが、痛みはほぼありませんでした。(特に2~3日目の腫れがすごかった。)
人と会う仕事の方は、施術日同日もふくめ5日は休みが欲しいところです。
3ヵ月後の変化はどうだった?効果は?
施術の説明 ラフレンによるシワ・ボリュームの改善
施術のリスク・副作用 疼痛・腫れ・内出血・アレルギー・表情の違和感
施術の価格 自由診療 55,000円
施術前、施術から1週間、施術から1ヵ月半後、3ヵ月後の写真を見比べてみましょう。
ラフレンは、1~2カ月で吸収され、だんだんとふくらみ3ヵ月目くらいで完成するとのことですが、果たしてどうなるでしょうか。
施術前
施術から1週間
施術から1カ月半
施術から3ヵ月
写真の撮影環境はそろえていたものの、わずかな顔やカメラの角度の差で見え方にどうしても差がでてしまっているというのを付け加えさせてください。
ですが、それを抜きにしても施術前よりどの写真も改善しているように見えます。
ほかの環境で撮った写真も見てみましょう。
斜めからなので、ボリュームはこちらの方が分かりやすいかもしれません。
施術前
施術から1ヵ月半
施術から3ヵ月
こうしてみると、しっかり効果が出ているように見えます。
ラフレンの評価
写真で見比べてみると、しっかりとした効果を確認できました。
ですが、肌のふっくら感はあるものの、ボリューム自体はそこまで出ていないので、物足りなさを感じているというのが正直なところです。
術後の腫れもありますし、次は、額に対してはラフレンじゃなくてヒアルロン酸でいいかなと思っています。
ただ、肌質のふっくら感を求める場合にはコスパがいいように思えますので、スキンブースター系の注入物は今後、美容医療のいい選択肢になりそうです。