いままで、ほうれい線の悩みで、品川美容外科や、東京中央美容外科でカウンセリングを受けてきました。
ですが、イマイチ納得できず。
今はフラクショナルCO2レーザーという美肌治療を受けている途中ですし、そこまで深刻な状態ではなかったので、ほうれい線予防治療は「まだ始めなくていいか。」と後回しにしていました。
そんな中、湘南美容クリニックが、ウルトラリフトダブルやヒアルロン酸注入の値下げを発表。
関連記事:『湘南美容クリニックのHIFU(ハイフ)&ヒアルロン酸&ボトックスが値下げ』
ともに、ほうれい線改善の効果が期待できる治療です。
もともと、湘南美容クリニックが本命でしたし、これはチャンスと、ほうれい線の悩みを聞いてもらいに無料カウンセリングを受けてきました。
気になっていた事を根掘り葉掘り聞いてきましたのでレポートしていきたいと思います。
品川美容外科と、東京中央美容外科のカウンセリングレポートはこちらの記事をご覧ください。
ほうれい線ができる原因
今まで、僕は湘南美容クリニックで6回ほどカウンセリングを受けているのですが、いつも問診表記入→カウンセラーさんとの相談→ドクターカウンセリングという順序でした。
ですが、今回は、問診表記入後、ドクターカウンセリングを先におこない、最後にカウンセラーさんとお話する流れとなりました。
おそらく、今までは対応策が少ない施術を「この施術を受けたい!」と具体的に指定してカウンセリングを受けてきましたが、今回は「ほうれい線の悩み」と対応策が豊富で、漠然とした悩みだったためドクターの判断が先に必要だったのでしょう。
そして、ドクターカウンセリングの始まりは、先生による「ほうれい線の原因」についてのレクチャーでした。
まず、どうして「ほうれい線」が目立つようになるかというと、加齢による顔の脂肪の垂れ下がりと、皮膚自体のハリの低下が原因にあるそうです。
頬の脂肪が今まではあった位置から下に垂れ下がると、脂肪が無くなった目の下にゴルゴ線が浮かび上がり、ほうれい線の上には脂肪が厚く集まるので影が出来てしまうのだそう。
そして、フェイスライン付近の脂肪はある程度戻す手立てはあるものの、この頬の脂肪は垂れ下がってしまうと元の位置に戻せないとのこと。
また、皮膚自体のハリも加齢により無くなっていきますので、たるみが出てしまうのだとか。
ほうれい線の治療方法
では、どのように垂れ下がる脂肪や皮膚に対処するのかという事になります。
湘南美容クリニックでは、大別すると、切るリフト、レーザー、糸リフト、注入系の4種類のほうれい線対策があります。
僕は、30代でまだ弛みもあまりありませんので、レーザー、糸リフト、注入系の説明をしてもらいました。
レーザー治療
湘南美容クリニックでおこなえる弛みに対処したレーザーは3種類あります。
三つとも、皮下組織のみに高周波や超音波で熱ダメージを与えることで、コラーゲンの生成を促し引き締める施術になります。
引き上げ方としては、焼肉で肉が縮む様子をイメージすると良いとのこと。
ちなみに、湘南美容クリニックのホームページを見てみると、フラクショナルCO2レーザーの効果でも、たるみに△マークがついています。(◎〇△無印の4段階評価)
ですが、実際にフラクショナルCO2レーザーを受けている身としては、肌は綺麗になりましたが、たるみに効いている実感はほぼありませんので、弛み目的ならば以下の3種類から検討されるとよろしいかと思います。
サマークールCPT
表皮層・真皮層・皮下脂肪層に作用し、引き締めます。
引き締め効果以外にも、ニキビ跡や皮脂腺縮小の効果が期待できます。
ウルトラリフトダブル
出典:湘南美容クリニック公式HP
表皮層・真皮層・皮下脂肪層・SMAS筋膜まで作用します。
今までSMAS筋膜を引っ張り上げる方法は、切るリフトしかありませんでしたが、ウルトラリフトダブルやウルセラなどのHIFU(ハイフ)の登場により、レーザーでも深い位置から引き上げが可能になりました。
効果は1~2ヶ月ほどで現れ、6ヶ月ほど継続するとのこと。
ウルセラ
表皮層・真皮層・皮下脂肪層・SMAS筋膜に作用します。
HIFU(ハイフ)の元祖となる機械で、FDA(アメリカ食品医薬品局)に安全性と効果が認められています。
ウルトラリフトダブルとウルセラの違いは何かというと、主にウルセラはエコー機能がついていて、実際に皮膚の断面を見ながら照射ができるので効果的にその人にあった施術ができるとのこと。
効果の持続時間はウルトラリフトダブルと変わらないそうです。
スレッドリフト(糸リフト)
溶ける糸を注射針で顔の中に入れ、引っ張り上げることにより、たるみを解消し、脂肪が落ちないように予防します。
糸は半年~1年程度(種類によって変わる)で体内に吸収されますが、糸が刺激となり自己コラーゲンを生成するので、引き上げ効果は1年~2年程度持続し、美肌効果も得られるとのこと。
気になる部分に重点的に糸を入れたりと、細かい調整も可能です。
湘南美容クリニックでは、プリマリフトとシルキーリフトとシークレットリフトの3種類の糸リフトがあります。
3種類の違いは、糸の太さや形状の違いになり、ほうれい線改善が目的の場合にはシークレットリフトになるとのことです。
注入系の治療
レーザーや糸は、脂肪や皮膚が落ちないように支える処置ですが、注入系はほうれい線近くに薬剤を注射し溝を埋める。あるいは、頬などの上部に注入し、皮膚にハリを持たすことでシワを目立たなくさせます。
以下のどの注入物でも、ほうれい線や涙袋などデリケートな部位は、マイクロカニューレという特殊な注射針が必須で、別途針代がかかります。
ヒアルロン酸注射
メリット | ・効果に確実性がある ・即効性がある |
デメリット | ・効果持続時間が長くない ・鼻の脇には打てない |
体内にも存在するヒアルロン酸を注射し、皮膚にボリュームを持たせます。
もともと体内にもある物質なので、アレルギーなどの副作用の心配が少なく、注入後は徐々に体内に吸収されます。
持続時間は、使用する薬剤によってかわりますが、体感では3ヶ月~半年ほど持続するとのこと。(メーカーの発表している効果の期間はもっと長い。)
即効性があるので、注入後すぐに効果を実感できます。
また、血管がつまり細胞が壊死するリスクもあるため、鼻のすぐ脇には注入できず、その少し下の位置から注入します。
脂肪(SBCリッチフェイス)
メリット | ・リスクが低い ・効果が半永久的 ・鼻の脇にも打てる |
デメリット | ・定着率には個人差がある |
施術名はSBCリッチフェイスです。
体の他の部分から自己の脂肪やコラーゲンを採取し、注入する方法です。
即効性もあり、安全性も高く鼻の脇にも注入可能。
定着すれば効果も長期的です。
ほうれい線だけではなく、他にも注入すべき場所がある時に、まとめておこなうのが良いのではないかとのこと。
FGF(肌再生FGF注入療法)
メリット | ・効果持続時間が長い ・リスクが低い ・鼻の脇にも打てる ・肌の若返り効果がある |
デメリット | ・即効性が無い ・効果には個人差がある |
施術名は肌再生FGF注入療法です。
真皮層の線維芽細胞の増殖を促す成長因子を、改善したい部分に注射する方法です。
線維芽細胞がコラーゲンやエラスチンを生成しシワや凹みを目立たなくします。
安全性が高いため、ほうれい線で気になる鼻の脇から注入可能。
そして、効果も2~3年ほど継続するので費用対効果が優れています。
ただし、自己のコラーゲン生成能力に効果が依存するため結果に個人差があり、効果がハッキリあらわれるまで2~3ヶ月くらいかかってしまうデメリットがあるとのこと。
各施術の料金について改定もありますので、詳しくは公式サイトをご覧ください。
湘南美容クリニック公式サイト
僕の場合に最適な治療は?
参考に、僕のほうれい腺の状態です。
前から
斜め横から
年齢は36歳。
脂肪が少ないので、ほうれい線は大した事ないように見えるかもしれませんが、確実に若い頃より出てきています。
特に、顔がむくんでいる時や、暗い場所で少し顎を引くと、はっきりとほうれい線が。
個人的には、ウルトラリフトダブルや、ヒアルロン酸注入が自分の予算的にもいいんじゃないかと思っていたのですが、選択肢が多すぎて何がベストなのかわかりません。
そこで、プロの意見が1番だろうと先生に聞いてみました。
僕のほうれい線にはどの治療がいいのでしょうか?
そうですね。FGFが1番自然に仕上がると思いますよ。
鼻の脇にも注入できますし。
確かに、僕のほうれい線はまだ薄く、鼻の脇が深くくぼんでいる形。
ヒアルロン酸注射では直接は打てず、下から持ち上げる形になりますが、FGF注射なら、もっとも気になる部分をピンポイントで膨らますことが出来そう。
ほかのクリニックのように、糸リフトやヒアルロン酸を勧められるとばかり思っていましたが、1番安い施術を勧められるとは意外でした。
ちなみに、以下が2019年8月時点でのFGF再生療法の値段です。
1回1箇所 | 49,800円 |
1回2箇所同時 | 94,800円 |
1箇所、2箇所ってどの範囲?と思ったのですが、伺ったところ、ゴルゴ線や、ほうれい線は両側で一箇所扱いになるそう。
ほうれい線両側で49,800円+マイクロカニューレ代6,500円で数年持ってくれるならかなりコスパが良くないですかね。
説明を受け、FGFを一番試してみたい気持ちになったのですが、どの施術も今後お世話になるかもしれないので詳しく知っておきたいところ。
ほうれい線治療に関して、先生とカウンセラーの方に色々と質問してみました。
HIFU(ハイフ)の質問
HIFUのやり過ぎは、たるみの原因にはならないのか?
これは、下調べした時に1番気になっていたことです。
「HIFU やり過ぎ」で検索したところ否定的な意見の美容外科の先生のブログを見つけたんですよね。
先日の学会でもハイフ治療をされている先生が長期的なデータをだしていましたが、
スマス筋の萎縮が原因で結果的にはタルミが強く老け顔になる、、もしくは萎縮した部位にヒアルロン酸を注入する事になる!
と言う、恐ろしい事をおっしゃっておりました
引用元:まいにちゆうこりんブログ
確かに、何度もやっていると筋肉を傷つけてボロボロにしてしまわないか心配。
HIFUをやり過ぎると、スマス筋が萎縮してたるみに繋がる恐れがあるというブログを見ました。
実際に長期的なリスクとして考えられますか?
それはないです。
筋膜に自己コラーゲンを生成するので長期的にも弛みには繋がらないです。
理屈としてはならないという事ですか?
コラーゲンを生成し、硬く引き締まるんです。
鼻など硬い部分が老化でシワにならないのをイメージすると分かりやすいと思います。
その先生は柔軟性がなくなってしまうのを危惧しているのかもしれませんね。
その柔軟性がたるみの原因となってしまうわけですが。
やりすぎると一枚岩みたいになってしまうということかな?
返答速度もトーンも自信がありそう。
ウルセラが誕生したのは2004年と15年前。
値段が安く院数の多い湘南美容クリニックには、長期の施術データも多く集まっているはず。
確かに、担当してくれたカウンセラーさんも何年か前にHIFUをしたらしいのですが、たるんでいる様子は無く、とてもお綺麗。(他にも治療されていると思うのでHIFUだけの影響は不明ですが。)
どちらが正しいのかは不明ですが、TwitterやGoogleで検索しても医療用ハイフでたるんでしまったという口コミは出てきませんでしたし、施術間隔を守れば長期的な心配はそこまでしなくていいのかもしれません。
HIFUで頬の脂肪がとれてコケたりしない?
上の動画のようにHIFUは、痩身治療にも使われていて脂肪溶解用のカードリッジもあります。
僕は太りづらい体質なので、「頬の脂肪が溶けてしまったら、沢山食べても戻せないんじゃ…。」と不安に感じていました。
ハイフは脂肪が溶けてコケてしまう心配はありませんか?
脂肪が溶けるという事はないです。
それはハイフのデータとしてありますので心配いりません。
ただ、脂肪は溶けませんがコケるように感じる人もいますね。
サマークールは脂肪にも影響が出るので、やらない方が良いと思います。
ひとまず、コケたように見える事はあっても、脂肪が溶ける心配はしないで良いようです。
糸リフト(スレッドリフト)の質問
プリマリフトとシークレットリフトの違いは?
プリマリフトとシークレットリフト、値段が倍くらい違いますが、何が違うのか気になったので聞いてみました。
プリマリフトとシークレットリフトの違いは何ですか?
糸の太さが違います。
作っているメーカーが違い、プリマリフトの方が太いんです。
その分、安く糸を仕入れられるので値段も安いんです。
太さが違うのなら、ダウンタイムの長さも違うんですか?
そうですね。若干プリマリフトの方が長いですが…少しです。
あとで、カウンセラーさんにも伺ったところ、プリマリフトは太いためフェイスライン近くにしか入れる事が出来ず、細いシークレットリフトは頬にも入れられるため、ほうれい線対策はシークレットリフトになるとのこと。
糸リフトのダウンタイムは?男性でも傷跡は残らない?
糸リフトのダウンタイムってどれくらいなんですか?
大体3日くらいです。
短い。でも挿入した穴は目立ちそう。
あの、挿入箇所がもみあげですと、男性は髪で隠せなくはないのですか?
大丈夫ですよ。
もう少し上の位置からも入れられますし、耳の裏から入れる事も出来ます。
(耳たぶの後ろくらいを指さしながら。)
耳の裏!?そんなところからも入れられるんですね。
切るリフトは、耳の裏を縫うことがあるとは知っていましたが、糸リフトも耳裏から出来るんですね。
HPには書いていなかったので知りませんでした。
糸リフトの後にレーザー治療をしても糸は切れない?
聖心美容クリニックでは、イントラセルというダーマペンのような美肌治療があるのですが、ヒアルロン酸注入をしている人は、ヒアルロン酸が無くなるまでしない方がいいとHPに書いてあるんですよね。
僕が毛穴治療で受けているフラクショナルCO2レーザーもダーマペンのレーザー版のような治療です。
もしかしたら、スレッドリフトと相性が悪いのではないかと心配でした。
フラクショナルCO2レーザーで、糸が焼け切れてしまうことは無いんですか。
それは無いです。
フラクショナルCO2レーザーが焼くのは表面ですが、糸はもっと深い位置に入れます。
表面近くに入れたら飛び出して来ちゃいますから心配いりませんよ。
自分でもアホな質問だとは思いましたが、はっきり返答を貰い安心しました。
ちなみに、スレッドリフト後にレーザー治療を受ける場合には2ヶ月間の施術間隔が必要になります。
肌再生FGF注入療法の質問
本当にFGFって効果はあるの?
自分の線維芽細胞を増殖させコラーゲン生成を促すのであれば、人によってはFGF注射の確実性は低いのかもしれません。
FGFを注射しても効果がない事はあるんですか?
FGFの注意点でもあるのですが、効果に個人差はあります。
ですが、今までまったく効果が無かったという方はいなかったです。
口コミを調べてみると、写真付きで効果が無かったとレビューしている人も見かけるんですよ。(どの施術でもあることですが…。)
しかし、料金の安さ、リスクの少なさ、効果の内容では1番魅力的なんですよね。
程度の差こそあれ効果が期待できるのであれば、5万円なら一度試してみる価値はあるかも…。
見積もり有効期限は1ヶ月間
カウンセリングを済ませたあと、希望施術の見積もりを出してもらいました。
その時に教えていただいたのですが、湘南美容クリニックでは見積もりは1ヶ月有効なのだそう。
どういう事なのかというと、価格改定で値上げがあっても、すでに見積もりをしていたのならば見積もりの値段で契約出来るという事です。
値下げがあった場合には、値下げの値段で見積もりし直してくれるそうなので、早めにカウンセリングだけ受けるのも手ですね。
公式ページによると、消費性増税で価格改定もするようですので。
湘南美容クリニック公式
また、ドクターカウンセリングは半年間有効で、今回の僕のように無料カウンセリングだけしてもらった場合でも、期限内であればカウンセリングを受け直さずに施術することが可能です。
湘南のカウンセリングの感想
褒めすぎると胡散臭いのですが、本命に据えていた通り良かったです。
20年足らずで美容医療業界で1番の規模にのし上がったのも納得。
まず、先生もカウンセラーさんも、メリット・デメリットなど、施術について正直に説明してくれているように感じました。
聞かずとも、細かい所まで気を回して説明してくれるので、
カルテにブログの人と書かれているんじゃないか?
と勘ぐったほど。
そして、無駄な施術を勧めず、本当に必要な施術を考えてくれているなと感じました。
湘南は、問診表に予算を記入する欄があるのですが、カウンセリング前に予算を把握し、希望に沿った施術を提案するマニュアルがあるように思えますね。
想定していなかった施術をてんこ盛りで見積もられ、月にいくら払えるか聞かれ、あれよあれよと言う間にローンの話をされる心配もありません。笑
カウンセリング時間はトータル50分ほどだったのですが、疑問や不安も解消できましたし、情報量が多く話を聞いていて楽しかったです。
湘南美容クリニックでのカウンセリング自体も7回目ですが、1番満足出来た有意義なカウンセリングでした。
今後のほうれい線治療の方針
3つの病院に相談した結果、意外にもそれぞれ違った治療を勧められました。
セカンドオピニオンというわけではないですが、同じ悩みでも複数に相談するのは大事だなと実感。
今後の僕のアンチエイジングの方針としては、湘南美容クリニックでウルトラリフトダブル(HIFU)を受け顔全体のたるみ予防を1度したあと、FGF注射で直接ほうれい線予防をしたいと考えています。
それぞれ単体の効果も、2回目以降の参考に知っておきたいので、まとめて受けず期間を空けて行う予定です。
その際は、このブログで嘘偽りないレポートをしていきたいと思いますので、よかったら読みに来てください。
湘南美容クリニック公式ホームページ