冬にヤーマンのEMS美顔器メディリフトを購入し100日間ほど使用してきました。
厳密にいうと、購入からは150日程経過しているのですが、僕は美容皮膚科でフラクショナルレーザー等の施術もうけていますので、ダウンタイム中はメディリフトをお休みしていました。
ですので、100日間連続使用では無くおおよそ100日ほど使用したレポートになります。
フラクショナルレーザーのレポートはこちらの記事になります。↓
まずはじめに結果をお伝えすると、悩みであったほうれい線に、うっすらと変化があったという感想を持ちました。
美容外科で受けたハイフなどはあまり効果が無かったので期待をしていなかったのですが、まさか家庭用の美顔器でポジティブな結果が得られるとは思いませんでした。
僕は仕事柄、人とほとんど話すことなく1日を終えることもあり、ここ数年は、表情筋をあまり使っていないと感じていたので筋力の衰えが大きかったのかもしれません。(現在36歳)
ただ、メディリフトは素晴らしいか?といいますと、効果の面では手放せないとは思うものの、少し管理が面倒であったり使用が難しいと感じることもあります。
また、顔用EMSは良いとは思わないという皮膚科医の意見を見たこともあります。
というわけで、僕がメディリフトを購入する前に知りたかったことをまとめましたのでレポートしていきます。
美容クリニックでのほうれい線・たるみ対策の記事はこちらをご覧ください。
メディリフトとは
メディリフトとは、美顔器で有名なヤーマンが発売し話題となった顔用のEMSです。
EMSとは電気刺激により筋肉を収縮させる機器のこと。
肩こりのマッサージや、筋トレにもEMSが使われていますよね。
それを表情筋専用として、開発されたものがメディリフトになります。
出典:ヤーマン公式サイト
公式サイトの解説によると、鍛えた方が良い頬の皮膚や脂肪を引き上げる筋肉と、ものを噛む時に使う休めた方が良い筋肉があるそうで、メディリフトはそれぞれの筋肉にあったケアができるのだとか。
僕はシリコーンバンドが切れるなど壊れやすいという口コミを見て不安だったので、保証期間の長い公式通販サイトヤーマンオンラインストアで購入。
※amazonや楽天などでも売っていますが、定価販売なのでどこで買っても値段は一緒です。
クリスマス限定コフレでしたので、パッケージが通常販売品とは違います。
コフレ限定の鏡やパックもついてきました。
メディリフトの使い方
メディリフトは化粧水で保湿後に使用します。
1.シリコーンマスクにコントローラーをはめこむ
シリコーンマスクに2つのコントローラーを装着します。
シリコーンマスクとコントローラーに△のマークがついているので、お互いに向き合う形にセットします。
コントローラーは2つとも同じ形ですが、右用、左用がありますので左右を間違えないように注意しましょう。
ボタンのmodeの文字が上下逆さまにならないように取り付ければ間違えることはありません。
あとは、左側のコントローラーだけヤーマンのロゴが入っています。
2.シリコーンマスクにジェルをつける
通電がしやすいように、シリコーンマスクにジェルを塗ります。
裏面に左右3か所ずつ突起があるので、〇の上に載せていく感じですね。
公式のジェルも販売されていますが、電気を通すものであればOK。
別の美顔器で使用していたジェルでも、ドンキの500円で売っているオールインワンジェルでも使用感は変わりませんでした。
また、ジェルは塗らずマスクシートでパックをしている状態で使用しても構いません。
僕は、もっぱらそちらの使い方ですね。
電気を通せばよい(水分があればよい)ので、どのマスクシートでも問題ないかと思われます。
僕は、安価であることと個別包装になっているので保存がききやすいという点から、韓国コスメのメディヒールを使っています。
個人的には、ティーツリー(緑色)が良さげ。
Amazonなどでも売っていますが、Qoo10で買うと安いと思います。
WWW.QOO10.JP
3..シリコーンマスクを顔に装着する
バンドを止める箇所は2か所です。
画像のように、はじめに頭の後ろで固定するバンドを止めて、続いて頭頂部のバンドを止めます。
注意点として、バンドがねじれないように気を付けて下さい。
バンドはフリーサイズで、面長の男性でも止めることが出来ましたが、長さが足りない方は公式通販サイトで延長用のバンドが税別1,500円で販売されています。
4.コントローラーのスイッチを入れる
電源ボタン(mode)を長押し、左右のコントローラーの電源を入れます。
modeを押すごとに3種類のモードを切り替える事が可能です。
ランプが紫の時は、ストレッチ&アップモード。
大小2つの頬の筋肉へのアプローチと、咬筋のストレッチの2種類をおこなうモード。
ランプが青の時は、ストレッチモード。
咬筋のストレッチをおこなうモード。
ジリジリと絶えず電気を流されているような電気刺激があり、筋肉をギューーーと力み続ける感覚です。
ランプが赤の時は、アップモード。
頬のリフトアップに関わる筋肉へアプローチするモード。
「トッ トッ トッ トッ」と断続的な電気刺激あり、筋トレをしているような感覚です。
10分間動作すると、自動で電源はOFFになります。
出力は6段階あり+-ボタンで調整します。
1段階変えるごとに、ピッという音がなるのですが、最大出力まで上げ切りこれ以上パワーを上げられなくなると、ピピピピピとなるので、出力が分かるようになっています。
また、モードを切り替えるたびに1のパワーに戻ります。
僕は、ジェルを塗って使う場合にはパワー3~4で使用し、マスクシートをつけて使う場合には少し弱く感じるのでパワー4~5で使用しています。
密着具合・装着具合によって体感する電気刺激も変わりますので、都度調節してください。
公式動画でも装着方法や使用方法が解説されています。
はじめは装着にコツがいる
はじめは装着に手こずると思います。
うまくつけられないと、シリコーンマスクが下にずりおちたり、横にずれて左右非対称になってしまいます。
100回使用していても、たまにずれてしまうこともありますから中々の難易度。
まず取扱説明書のように、後頭部のバンドを高い位置で止めることはできません。
髪が長い方はポニーテールにして引っ掛けることもできますが、そうでない方は滑ってずれ落ちてきてしまいます。
ですので、僕ははじめからずれ落ちてくる首の位置で止めるようにしています。(それでも問題なし。)
頭頂部で止めるバンドも、説明書のようにまっすぐ上で止めるのではなく、若干後ろ気味に止めると僕は止まりがいいです。
慣れれば、自分にぴったりの位置で止められるようになっていきます。
どうしても、ずれてしまうようなら、仰向けに寝て手で押さえながら使用すれば問題ありません。
公式に書いてあるような、家事や運動をしながら使うのは僕には無理ですね。
片付けは少し面倒
使用が終わったらマスクを外します。
シリコーンマスクからコントローラーを外し、シリコーンマスクをぬるま湯で洗います。
コントローラーは、水洗いできませんので濡れティッシュで拭き取ります。
この片づけは、はじめのうちは面倒に感じるかもしれません。
まず、ジェルがシリコーンマスクの溝にたまってしまって落ちていないことがあるので、しっかりとすすぐ必要があります。
また、この溝にすすいだ水が残ってしまったりと、ふき取りも面倒。
コントローラーもベタベタになるのですが、水洗い不可なので濡れティッシュを用意しなければならず手間です。
そして、シリコーンマスクの保管場所にも困る人がいるのではないかと思います。
僕は、洗った後は、ハンガーにかけて風通しが良いようにしています。
ほかに、充電の端子の受け口にマスクシートの美容液が入ってしまう事があり、ティッシュで水分を取らなければならないこともあります。
今では、慣れて後片付けも2分程度で終わりますが、最初はどう保管すべきか悩みましたし正直面倒臭いと思いました。
使用頻度は?毎日使ってもいいの?
公式のよくある質問には以下のように書かれています。
Q.使用時間、使用頻度の目安はありますか?
A.1回10分程度を目安にご使用ください。
※モードを設定してから約10分後に、自動で電源がオフになります。
※上記はあくまでも目安です。お肌の状態をみながらご使用ください。
※お肌に異常を感じた場合は、すぐに使用を中止してください。
引用元:ヤーマンオンラインストア
えっ?使用頻度は答えてくれないの??
直接、問い合わせてみたところ、毎日使っても問題はありませんとのこと。
ですが、10分経過後に連続で使用する場合には5時間は空けるようにして下さいとの事です。
僕は、ほぼ毎日使っていますが問題は感じていません。
メディリフトとメディリフトアクアどちらが良い?
注意点として、僕はメディリフトアクアは購入していません。
通常版のメディリフトのみを使用しての感想です。
まず、両者の違いはというとコントローラーの防水機能の有無となります。
メディリフトアクアは、防水機能があるのでお風呂でも使えますと公式サイトにも書いてありますよね。
お風呂で使用できれば、家族に使用中の姿を見られる心配もありませんし、コントローラーもまるごと水洗いできますので片づけが楽かと思います。
ですが、通常版のメディリフトでも慣れれば片付けも苦になりません。
また、装着が難しくずり落ちてくることがあると前述しましたが、その際は、仰向けに寝てしまうとずれが少なくて済みます。
お風呂で使用する場合には横になれませんし、手で押さえ続けるしかなく、その点が使いづらいのではないかと思いました。
とは言っても、お風呂で使わなくてもいい訳ですし、防水機能のあるメディリフトアクアの方が安心ではあります。
1回の充電でどれくらい持つ?
説明書によると1.5時間の充電で約5時間の使用が出来るようです。
5時間ですと、1日1回の使用では30日分とかなり持ちますね。
僕は、10日に1回ペースで充電していますが、充電が切れたことはありません。
小さいのに電池持ちの良さにに驚きました。
電流が弱いと感じたら
正しく使えていれば、最大出力で使用すると顔が痛いほどで、リリースモードでは顔中の筋肉が力み目が開きません。
唇もピクピクと動きます。
ですので、パワーを上げてもあまり刺激がないと感じるようなら装着方法が悪いのかもしれません。
説明書では電流が弱い時には以下の確認をお願いするように書かれています。
マスクを装着したまま体感が弱い方のコントローラーを手で押しあてて感覚が戻る場合、マスクの装着がしっかり出来ていないのかもしれません。
コントローラーの電極がマスクから浮いていると肌にEMSは流れません。
左右の保湿量の違いが体感で現れることがあります。
マスクに触れるお肌をローションや美容液、ジェルなどで十分に保湿してください。
頬の筋肉量は左右で異なるため、同じ体感が得られるとは限りません。
マスクの装着位置を調整して筋肉に刺激のある位置を探してください。
モードやレベル設定が異なると左右で体感に差を感じます。
また、左右の開始のタイミングがずれると体感に差を感じます。
取付向きが適切でないとEMSを感じないことがあります。
取扱説明書を参考に、取付向きを確認してください。
電池残量が減ってくると出力が低下することがあります。
再充電してからお使いください。
このうち、僕が何回かやってしまったミスがこちら。
・シリコーンマスクにしっかりはまるまでコントローラーを押し込んでいなかった。
・ぼーっとしていてパックをつけ忘れていた。
特に、左右のコントローラーを反対に着けてしまった。
というミスは何度もやっています。
modeの文字が上下逆さまになっていないか確認してからつけなくてはいけませんね。(自戒)
いまの所壊れる様子はない
購入前に不安だったポイントは耐久性でした。
シリコーンマスクが破れてしまったという口コミをいくつか見かけましたし、面長の僕は引っ張って壊さないか不安です。
コントローラーも防水ではない通常版を購入しましたから壊れてしまうかも…。
ですが、100回使用しても動作に問題がおきたり、シリコーンマスクが劣化したというようなことはありません。
マスクのバンドをねじれた状態で装着してしまえば千切れることもありえそうですが、今のところ大丈夫かな。
コントローラーも、充電端子の部分に入り込んだ美容液のふき取りがあまい状態で充電してしまったこともありますが、毎日元気に動作しています。
ヤーマンオンラインストアで購入したので、まだ保証期間が1年ほど残っているのでひとまずは安心ですかね。
※1年6か月保証
メディリフト1回使用での変化
メディリフト使用前
メディリフト使用後
写真を見る限り、若干ほうれい線の影が薄まっているようにも見えますね。
使用直後は、筋トレ後のような筋疲労がありますから、一時的に締まっているのかもしれません。
ただ、撮影の僅かな角度の差でつく影の差にも見えます。
と言いますか、使用前の写真、髪の毛食べちゃってますね…。恥ずかしい。
メディリフトを100日使用した効果の感想
使用方法ですが、美容医療のダウンタイム中以外はほぼ毎日メディリフトを使用し続けました。
はじめのうちは、ストレッチ&アップモード(紫ランプ)を使っていましたが、途中からはアップモード(赤ランプ)のみ使用するようにしています。
メディリフトの効果は、使い始めて3日目頃になんとなく顔回りがスッキリしたように感じはじめました。
ですが、効果と言っても「気のせいかも。」と思える程度の変化です。
3週間経った頃には、コンディションがいい日が多いと感じるようになりましたが、やはり「気のせいかも。」の範疇。
しかし、最近トレチノイン&ハイドロキノン療法を1か月間おこないまして、肌が敏感な状態でしたので、顔に密着するメディリフトはやらない方がいいだろうと判断し20日間ほどメディリフトはお休みしたのです。
その休止期間で、ようやくメディリフトの効果が気のせいでなかったことが分かりました。
写真はメディリフトを使用して60日目頃の写真です。
だいたい、これくらいがピークですね。
そして、こちらの写真が20日間休んでいた後の写真です。
撮影環境は揃えていますが、カメラの位置のわずかな差でも影の見え方が変わりうると補足しておきます。
ですが、その点を踏まえても、使用を止めてから、ほうれい線が長くなっているように見えます。
体感的にも、使用中はコンディションが良い日が多いように感じていましたが、使用をやめて2週間目くらいから毎日調子が悪いと感じるように…。
この結果を踏まえ、メディリフトは、気のせいかも?と思える程度だが、調子のいい日が続くくらいの効果はあるのでは無いかと考えています。
そして、3日くらいで変化を感じ始め、3週間使用する頃には調子のいい日が増え、2週間サボると元に戻る。
ですので、デートなどの予定がある時は、最低でも3日前くらいから使っておきたいですね。
顔用EMSは肌にはマイナスという意見もある
効果をある程度実感できましたが、顔用のEMSは肌には良くないという美容外科の先生の意見を目にしたことがあります。
その先生も、批判にならないようにボカして説明していたので、特定できる直接の引用はしませんが、要約すると以下のような理由のようです。
・シワを作らないようにするには、皮膚を動かさないことが大事。
・EMSでも筋肉が動くためシワにつながる。
・先生自身はたるみ予防はハイフでおこなっている。
確かに、EMSを利用している間は、筋肉に力が入り眉間にもシワが寄ります。
そして、マスクを顔にギュッと密着させるので、あまり肌には良くなさそうな気もします。
今後のほうれい線対策の方針
いままで僕は、FGF注入療法やHIFU(ハイフ)などの美容医療でほうれい線の改善を試みてきましたが、残念ながら効果を実感できませんでした。
そんな中、わずかながらにも効果を実感できたメディリフトは光明です。
値段も両施術の半分の値段で済んでいます。(それぞれ5万ほどかかりました。)
マイナス意見もありますが…それでも、手放せないですね。
まず、筋肉が動くとシワになるという不安ですが、リリースモードを使わなければ顔全体が力むということはありません。
もともとリリースが必要なほど顔の筋肉を使っていませんので、現在はアップモードのみ使用しています。
自分で筋肉を動かしてトレーニングするより、皮膚表面の動きは少ないので、マッサージや表情筋トレーニングと比較すると悪影響の少ない良いケアなのではないかと思います。
今後のほうれい線対策としては、メディリフトは2週間サボると元に戻ってしまいましたので、医療機関でのハイフなどと組み合わせていく予定です。
最近、湘南美容クリニックがハイフをエステばりの値段に値下げしたことですし、もう一度うけに行ってみようかなと。
その時は、またブログでレポートしますので、読みに来ていただけると嬉しいです。
以上、メディリフトのレポートでした。
今後も使っていきたい良い製品です。