毛細血管拡張症と言うのですが、僕は、小鼻や鼻の下の血管がイトミミズのように透けてしまっています。
それでも、あまり気にしていなかったのですが、加齢とともに、年々血管がクッキリし面積も広くなってきたように感じていました。
そして、僕は美容皮膚科でフラクショナルレーザーなどの美肌治療を受けているのですが、レーザー照射の際に、看護師さんが血管を気にしていたということがあり、
今後さらに進行したらレーザーを打ってもらえなくなるかも。
そろそろ血管拡張も治療する時期なのかもしれない。
と、皮膚科で見てもらう事にしました。
フラクショナルレーザーについてはこちらの関連記事をご覧ください。
僕の毛細血管拡張症の症例写真
毛細血管拡張症とは、先天性によるものや、皮膚病、ホルモンによる影響、身体の損傷などが原因でおこります。
また、加齢により毛細血管の収縮機能が悪くなり、毛細血管が拡張したままになってしまうことも原因となるそう。
僕の小鼻の毛細血管拡張は下の写真のような感じです。
写真ではハッキリ写っていませんが、イナズマのように走った血管以外にも鼻の下までぼんやりと赤みが広がっています。
別の撮影環境の写真も。
こちらの方が分かりやすいですかね。
ランニング後などは、もっとはっきり浮かび上がります。
毛細血管拡張症に効くレーザー
赤ら顔や毛細血管拡張症は、Vビーム(ダイレーザー595nm)、ジェネシス(ヤグレーザー1064nm)、IPL(フラッシュランプ)などが使われています。
では、どれが毛細血管拡張症の治療によいのかというと、ヘモグロビンの赤い色素への吸収率がいいダイレーザー(色素レーザー)を使っているVビームが1番効果が期待できるとしているクリニックが多く見られました。
例:スキンリファインクリニック広尾橋本先生
血管拡張による赤ら顔の治療には血管の引き締めが必要ですが、ある程度の強めのエネルギーが必要になります。
赤ら顔に対してジェネシスを勧められて10回ほど行ったが効果なかったというお客様がいらっしゃいましたが、ジェネシスでは血管引き締めまでのエネルギーは到底足りません。
— 橋本院長・美容皮膚科医/美容外科医 (@src_hiroo) March 9, 2020
実際に、僕もジェネシスの症例が多いクリニックでもカウンセリングで尋ねてみたのですが、
ジェネシスはぼんやりした赤みにはいい治療なんだけど、糸ミミズみたいな血管には効きづらいんだよね。
とのこと。
その分、ジェネシスはダウンタイムもなく、打っている間もポカポカ気持ちいいんですけどね。
打ち方にもよるのですが、Vビームはダウンタイム(術後の赤みなど)もしっかりある治療となります。
また、毛細血管拡張症は、保険適用と自費診療のクリニックがあるのですが、保険適用でおこなってくれるところはほぼVビームでの施術になります。
参考に、ジェネシスを受けた時のレポートです。
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セカンドオピニオンも大事
まず、僕は近所のクリニックでVビームのカウンセリグをして貰ったのですが、
自由診療だと1ヶ月おきに施術できるので半年で終わります。
保険適用だと10回20回は必要。3ヶ月おきなので2年~3年はかかりますよ。
と言われてしまったのです。
保険と自費で必要回数が合わない…保険を使うと出力が下がるということ??
特別、自費診療が高いクリニックでは無かったので、収益的に自由診療を契約させたかったのではなく言い方の問題だと思うのですが、これに不安を感じてしまったんですよね。
そこで、その皮膚科では契約せず別のクリニックで診療してもらうことにしました。
渋谷のおおしま皮膚科へ行ってきた
次は失敗出来ないなと思った僕は、SNSやブログでの口コミを参考に、渋谷にある「おおしま皮膚科」に行ってみることにしました。
おおしま皮膚科は渋谷駅から徒歩1分くらいの距離にあります。
本院と分院が隣のビルにあり、診療は本院でおこないますので間違えないようにして下さい。
本院の看板
分院の看板
平日の昼食時に予約したのですが、エレベーターのドアが開いた瞬間驚きました。
もう、院内だけではなく通路にも診察待ちの人がギッシリ。
立てる場所を探すほどの混雑具合です。
人数を数えてみたところ、院内には30人ほど、廊下には10人ほどの患者さんが待っていました。
スタッフの方も、3畳ほどの受付内に7人もいて大変そう。
人気のクリニックだけあってすごいな…。
受付後は、問診票を記入し提出。
混雑っぷりにかなり待たされるのではないかと思いましたが、予約していたおかげで15分くらいで診察室に呼ばれました。
診察の流れ
診察室では、ライトのついた拡大鏡のようなもので肌をチェックされました。
僕の場合は、間違いなく「毛細血管拡張症」ということで、当日レーザー機器が空き次第治療をして貰えるとのこと。
1回でも効果は感じると思います。
ですが、それでもまだ気になるようなら3ヶ月後にまた受けることが出来ます。
診察後は、1度待合室に戻り、施術説明書兼同意書を読みサインをします。
そして、同意書を受付に渡した後は、施術室に通されました。
施術室では、診察台に横になり看護師さんにメイク落としで施術部位の日焼け止めを落としてもらいます。
日焼け止めを落としたあとは、アイガードのサングラス装着し、先生が入室しレーザー照射をおこなってくれます。
小鼻の範囲ですと、レーザー照射時間は1~2分ほどで終了。
照射後は、鏡でチェックをおこないます。
この段階で、血管がある程度消えていることが確認できました。
最後に、看護師さんに薬を塗ってもらい施術終了となります。
注意点としては、先生はレーザー照射の時に、サッと入室してサッと退室してしまうので、お礼を言うタイミングを逃しやすいです。
レーザー照射が終わって鏡でチェックをする間にお礼を言った方が良いですね。
料金は、保険診療3割負担で初診料も合わせて7,370円でした。
治療費は施術範囲の面積によって変わりますが、僕の場合は小鼻から鼻の下にかけてで最小面積の料金が適用されたようです。
おおよその施術範囲です。
痛みはどれくらいだった?
ダウンタイムがある治療ですし、鼻周りという痛みを感じやすい部位ですので、痛みは強いだろうと思っていたのですが、思ったよりは痛くは無かったです。
細い輪ゴムでパチンと弾かれるような痛みとヒリヒリと染みる痛みを感じますが、1~2分程度で終わりますので麻酔無しでも耐えられますね。(涙目にはなります。笑)
終わった後も、1時間くらいはヒリヒリと染みましたが、その後は痛みは無くなりました。
ほかのレーザー治療と比較すると、フラクショナルCO2レーザー(炭酸ガスレーザー)の方があきらかに痛いです。
ジェントルレーズ(アレキサンドライトレーザー)で、脱毛経験のある方は、近い痛みをイメージされるとよいかと思います。
ジェントルレーズの弾くような衝撃を小さくし、よりヒリヒリ感を強めたといった感覚です。
痛みに不安を感じるという方は、麻酔もつけることもできますので、1回麻酔無しで施術を経験してから、2回目から麻酔をつけるか判断されるとよいのではないでしょうか。
Vビームの注意事項
おおしま皮膚科のVビームの注意事項と施術を断れれるケースになります。
ただし、施術が可能かどうかは、状況や、クリニックによって変わると思いますので、受診予定のクリニックに確認するようお願いします。
・照射後当日から洗顔・シャワー・メイクは可能ですが、熱いお湯や強くこすることは避けてください。
・照射後は一時的に赤みが増しますが、徐々に薄くなっていきます。
・照射後は、個人差によりますが、肌が黒っぽくなったり、赤み、腫れ、内出血、水膨れができたりする可能性がありますが、ほとんどの方はこれらの症状は1~2週間で消退します。
・個人差により、治療部位に炎症後色素沈着がおこる場合がありますが、一般的には数週間から数か月で消退していきます。必要な場合には外用薬・内服薬をお勧めすることがあります。
・色素沈着している期間はレーザー治療をすることはできません。
・色素沈着を予防するために、治療期間中は日焼けに注意し、UVクリームなど紫外線対策をしてください。
・2回目以降の治療期間は最低5週間はあけてください。肌の状態によっては2~3ヶ月間、半年~それ以上の間隔をあけていただく場合もありますが、間隔があくことで治療効果が変わることはありません。
・ごく稀に色素沈着、あるいは瘢痕、傷跡、ケロイドが残ることがあります。
・単純性血管腫、苺状血管腫、毛細血管拡張症(赤ら顔)の治療は保険適用です。ただし、3か月以上あいだをあけて治療する場合に限ります。
・延焼中のニキビ・赤みのあるニキビ跡、赤く盛り上がった傷あと、イボ、小じわ、シミ、くすみの治療で使用することもありますが、これらは保険適用外になります。
Vビームを受けることが出来ない方
・照射前後1ヵ月の間に極度の日焼けをしている、予定のある方
・日光過敏の方、てんかん発作の既往歴のある方
・照射部位に皮膚疾患がある方(切り傷、その他の術後)
ダウンタイムの経過写真
撮影が難しく写真の角度がバラバラですがお許しを。
iPhoneの外カメラで撮影しています。
当日
施術直後は、赤く腫れているだけだったのですが、帰宅後には紫色の内出血のようになっていました。
施術から6時間ほど経っていますが、痛みはもうありません。
1日経過
施術当日は紫色にぼやけていた内出血がよりはっきりと濃い色になりました。
3日経過
まだ、赤く変色していますね。
結構目立ちます。
4日経過
薄くなってきました。
6日目経過
ほぼダウンタイムは抜けました。
1回でどれだけ変化を感じることができたか
1回ではあまり変化はないのだろうと思っていたのですが、右小鼻の太い稲妻のような血管は1回でかなり改善されたように感じます。
ただ、写真でははっきりと写っていない、小鼻にボヤっと広がった血管や、鼻の下のイトミミズのような血管は今のところそこまで変化がないようです。
太いしっかりした血管の方が、レーザーの反応部分が大きく効果が出やすいのかもしれませんね。
以上、Vビームのレポートでした。
みなさんの参考になれば幸いです。
思いのほか良かったので、自費診療で顔全体のVビームフェイシャルも受けようか思案中です。
2021年6月、Vビームフェイシャルも受けてきました。
小鼻にVビームを5回受けた経過レポートです。