フラクショナルCO2レーザーの痛み・赤み・ダウンタイムを詳しく解説

フラクショナルCO2レーザー
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フラクショナルCO2レーザーは、皮膚にレーザーで傷をつけ、皮膚の再生能力により肌を生まれ変わらせる美肌治療です。

皮膚の再生力を利用した美肌治療にはレーザーで顔全体を浅く焼く方法もありますが、痛みや回復までの時間の長さがネックでした。

フラクショナルCO2レーザーは、その問題を解消するため微細なドット状に深く皮膚を削り、ひとつひとつの傷を小さくし痛みも治りも従来に比べて早い治療法となっています。

 

ですが、従来に比べ治りが速いといっても、肌をレーザーを削る以上、痛み、赤みは伴います。

 

思いのほか赤みやカサブタが残ってしまっては日常生活に支障をきたしてしまいますので、このページでは、フラクショナルCO2レーザーをはじまる前に知っておいた方がいい、痛みや、赤み、その他のリスクについて解説していきたいと思います。

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フラクショナルCO2レーザーはどれくらい痛いのか

痛みの感じ方は人それぞれなので主観的な話となりますが、フラクショナルCO2レーザーはかなり痛いです。

 

レーザー脱毛をされた事がある方は、皮膚表面を強くゴムで弾かれたような痛みを経験されているかと思いますが、フラクショナルCO2レーザーは痛みの質も違います。

レーザー脱毛では、694nm~1064nmの波長のレーザーを使いますが、フラクショナルCO2レーザーは10600nmの炭酸ガスレーザーを使いますので、肌深くまで刺すような感覚がします。

そして、脱毛では毛根を熱破壊することが目的ですが、フラクショナルCO2レーザーは肌自体を傷つけることが目的なためか、より強い痛みを感じました。

 

独特で形容しがたい痛みなのですが、僕は「細いフォークで肌を焼き切るような感覚」、「非常に細い剣山を肌に刺すような感覚」といった感想です。

 

痛みの大きさとしては、虫歯治療で神経近くを削っている時に「ピキッ」と痛みを感じ思わず顔が引きつってしまう事があるかと思いますが、その状態の痛みよりやや軽い痛みが施術中は継続して続く感じですかね。(顔全体で5~10分ほど)

 

ですので、麻酔は必須です。

麻酔の塗りが甘い部分はかなり痛みも強く感じるのですが、麻酔無しで全顔は耐えられる自信は無いですね。

 

特に、唇などの皮膚の薄い部分や、もみあげの下などのフェイスラインが強い痛みを感じやすいです。

麻酔は、もみあげやフェイスラインまで忘れずにしっかり塗り込みましょう。

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施術後のダウンタイム(赤み・カサブタ)

フラクショナルCO2レーザーで一番大きなリスクは術後の状態変化です。

レーザー照射後は、写真のように顔が赤く腫れ上がり、ヒリヒリした痛みを感じます。

そして、2~3日すると顔にドット状のカサブタがはっきりと浮かび上がります。

湘南美容クリニックでは、以下のような術後経過を辿るとの説明でした。

当日 日焼け後のような赤みと、ヒリヒリした痛みと熱感
1~3日後 赤みはほとんど落ち着き、目に見えないほどの小さなカサブタになるので肌がザラつく
4~7日後 肌が乾燥し、カサブタによるザラザラ感が生じるが、顔全体の皮がむけツルツルの肌が現れる
1ヶ月後 赤みや腫れは治まり 次の治療が可能に

落ち着くまでは1週間かかるということですね。

 

もう少し詳しく解説すると、僕自身の経験では、毎回、以下のような経過を辿ります。

あくまで個人差のあるものですので、参考程度にご覧下さい。

当日 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目
痛み ヒリヒリと火傷をしたような痛み
風が吹くと痛い
弱い痛みを常に感じる 意識をすれば弱い痛みを感じる
カサブタの痒みを感じる
意識をすれば弱い痛みを感じる
カサブタの痒みを感じる
赤み 真っ赤 まだ赤みが目立つ まだ赤いがメイクで隠せるレベル 赤みはほとんど分からない 赤み無し
風呂上がりなど血行が良い時は赤くなる
赤み無し
風呂上がりなど血行が良い時は赤くなる
カサブタ カサブタが出はじめる はっきりと茶色いカサブタが見える
(ピーク)
薄くなり始める フェイスラインやおでこはまだ目立つ うっすらカサブタは残るが目立たない
人前に出られるか 厳しい 厳しい 髪やマスクで隠せるのであれば メイクをすれば目立たない すっぴんなら気づく人は気づくか すっぴんでも大丈夫

 

人前に出るお仕事をされている方など、生活環境によってはダウンタイムの長さが気がかりかと思いますが、最低でも中2日、出来れば3~4連休が取れる時に施術を受けた方がよいかと思います。

 

仮に土日休みの場合、金曜夕方に施術を受け2日休めば、月曜日には赤みは薄くなり肌がザラザラして見える状態くらいには回復します。

ただ、2日間のインターバルではまだ人目から分かりますので、もう1~2日ほど休みを挟んだ方が安心です。

施術を重ねると赤みがでやすくなる

フラクショナルレーザーは肌が薄くなる治療でもあります。

そのため、僕の場合では、施術回数を7回・8回と重ねた頃には、上の術後経過より赤みが薄っすらと残る期間が伸びました。

 

うっすらとした赤みですので、メイクで隠せる場合には影響が少ないのですが、施術を繰り返したり、レーザーの出力を上げると、はじめより赤みが残りやすくなると思っておいた方がいいでしょう。

赤みの残りやすさの変化はこちらの記事が参考になるかと思います。

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成長因子でダウンタイムが軽減される

僕が治療してもらったクリニックでは、レーザーの照射後に肌の再生を促す成長因子を塗布します。

ですから、上記の僕の術後経過は成長因子を塗布した際のダウンタイムという事になります。

 

成長因子により、効果が大きく得られ、回復が早まり赤みやダウンタイムも軽減されるのとのことなので、成長因子がオプションのクリニックではつけた方がいいと思います。

 

ただ、僕が受けたクリニックでは塗る成長因子の数でスタンダードとプレミアムの2種類のコースが用意されているのですが、両方試した結果、成長因子を増やしたからといってダウンタイムが短くなるということはありませんでした。

 

スタンダードコースでもダウンタイムの長さを軽減するという点では十分な量なのかもしれませんね。

詳しくはこちらの体験談を比較してご覧ください。

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赤みが出やすい人の特徴

赤みが出やすさには個人差がありますが、施術担当のベテラン看護師さんに伺ったところ、赤みが出やすい人には傾向があるのだそう。

 

どのような傾向があるのかというと、肌が柔らかい人は赤みが出づらく、硬い人は赤く腫れあがるとのこと。

そのためか、男性は赤みが強く出てしまう人が多く、女性はそこまで赤くならないのだとか。

女性は、保湿ケアをしっかりおこなう人が多いので赤みが少ないのではないかとも話していました。

 

クリニックの案内にも、お肌が乾燥していると負担になるとも書いてありましたので、十分な保湿を日頃からおこなう事が赤みの軽減には大事ですね。

 

特に、術後は皮膚が乾燥しやすい状態ですので、保湿を細かく繰り返すようにしましょう。

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その他のリスク

フラクショナルCO2レーザーは安全性の高い治療となりますので、基本的には痛み、赤み、カサブタが大きなリスクとなりますが、他にもレーザー照射により以下の症状が起きる場合があります。

ざ瘡の悪化、コメド、毛嚢炎、埋没毛、膿疱、ほくろやしみが薄くなる・消える・一時的に濃くなる、膨隆、擦過傷、表皮剥離、水疱形成、色素沈着や色素脱失、点状出血、内出血、腫脹、肝斑の悪化、潜在性肝斑の惹起、頭痛、灼熱感、瘢痕
施術を繰り返すと、ヒゲや産毛などが脱失・脱毛してしまう事がある。

以下、この中でも起こりやすい副作用を解説していきます。

ニキビ・毛嚢炎が出来やすくなる

レーザー照射後にニキビ毛嚢炎が出来ることもあります。

毛嚢炎とは、表皮ブドウ球菌や黄色ブドウ球菌などの細菌が傷ついた皮膚に入り込み、炎症を引き起こす症状です。

見た目は白ニキビと変わらず、ニキビと違い毛穴が詰まるわけではないのですぐに治まります。

レーザーで肌に穴をあけますから、感染もしやすくなるのでしょう。

 

 

ただ、フラクショナルレーザーは臨床実験でも痤瘡新生抑制効果があることが確認されていますし、コメドの除去や殺菌作用があるとしているクリニックもあります。

ですので、ニキビや毛嚢炎が出来るかどうかは、個人差や術後のケアにも左右されるものかと思います。

 

僕自身のケースでは、施術直後10日ほどは肌状態が安定せずニキビが出来やすくなったりはしますが、肌が安定した後はあきらかにニキビが出来づらくなったことを実感しています。

そして、施術を重ねると不摂生をしてもニキビがあまり出来ないようになりました。

 

僕の場合は、大人になってからも常にニキビに悩まされてきましたので、普段ニキビが出来る人はニキビ抑制の効果を大きく感じ、ニキビがもともと出来ない方は副作用を感じやすいのかもしれません。

点状出血

レーザー照射により出血もおこります。

僕もレーザーの出力をあげて貰った箇所は、術後に僅かな出血をしました。

 

ニキビ痕のように深部までレーザーを打つ必要がある場合には、点状出血がしやすくなるとのこと。

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まとめ

かなり痛いので麻酔は必須
赤み・痛みは術後1~3日ほど
皮膚のザラザラ感は4~7日ほど残る
術後にニキビが出来やすくなる事がある
日頃の保湿ケアや、術後の保湿ケアはしっかりおこなう

フラクショナルCO2レーザーを始める前に知っておいて欲しい術後経過について解説させて頂きました。

リスク軽減のためには、日頃からUVケアや保湿ケアを忘れないようにし、異常が見られた場合には速やかにクリニックに連絡するようにしましょう。

 

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