2024年11月に裏ハムラ法をしてきました。
裏ハムラ法とは、目の下の脂肪を再配置する手術のことで、クマを軽減させ若々しく見せる施術となります。
クマ取りの美容医療は、裏ハムラ法以外にも、表ハムラ法、脱脂、ヒアルロン酸などの注入物、など色々な方法がありますし、医者の技量が必要な施術と聞いていましたので、
カウンセリング巡りをして、この人なら任せられると感じた先生にお願いしました。
というわけで、今回は施術当日の流れやダウンタイムの経過をレポしていきたいと思います。
先生の選び方のポイントや、湘南美容クリニックにカウンセリングに行った際のレポートは以下の記事をご覧ください。
筆者の年齢とクマ【40歳】
最初に参考として施術前の僕のクマから見てましょう。
こんな感じです。
性別は男性、年齢は40歳、やせ型で顔の脂肪も多くないです。
目の下に膨らみが出て陰になって黒クマができているというより、もともと青クマがあったうえに、脂肪が減り食い込みが強く出てクマができた感じですね。
はっきりと脂肪が出ているタイプではないため、これで裏ハムラができるのか心配をしていたのですが、カウンセリングしていただいたどの先生も十分に適応があるとのこと。
ただ、クマは薄くなるものの、青クマの色は残るだろうとのことでした。
ちなみに、裏ハムラの完成のイメージは、仰向けに寝て上を向いたときの状態が近いとのことなので、僕みたいに適応かどうか曖昧な方は、鏡を見ながら上をむいてクマが薄くなるか試してみるといいかもしれません。
裏ハムラと一緒にミッドフェイスリフトは意味があるの?
僕は、今回裏ハムラ法と一緒にミッドフェイスリフトも受けました。
ミッドフェイスリフトとは、頬の脂肪を持ち上げて固定する施術となります。
裏ハムラは、下瞼の裏側を1cm~1,5cm程度切開をして、脂肪を再配置します。
その際に、その切開部分から頬の脂肪を上にひっぱりあげて骨膜に縫い付けるのがミッドフェイスリフトとなります。
ただ、裏ハムラの場合は、切開範囲が狭いため、引き上げられる範囲にも限界があり、効果は施術直後でもほとんど分からないとのこと。
なので、先生はやらなくてもいいのではないかというスタンスでした。
説明でも、引っ張る部分は、下の写真の頬の部分が上がるような指し方ではなく、外側を指している感じで、それなら期待できないとは思ったのですが、
せっかくなのでやってもらうことにしました。
見積もりは、裏ハムラ法+ミッドフェイスリフトで375,000円でした。
手術当日までの準備
カウンセリング後、いったん家に帰り一晩考えてから、翌日に電話をし手術の予約をしました。
カウンセリングの帰りに、同意書や施術説明の書類を貰っていたので、手術日までにまた通院する必要はありませんでした。
電話で手術の予約をした際に、手術当日に必要なものを聞いたところ、同意書と身分証明書以外には、ダウンタイム用の保冷剤と、当日はサングラスと帽子があればいいとのこと。
そして、手術の6時間前からは食事は控え、3時間前からは飲み物は水のみで少量ずつ飲んでくださいとのことでしたので、当日は朝食も食べずに向かいました。
裏ハムラ法の手術当日のレポ
病院に到着すると、身分証と同意書の確認をし、まずはパウダールームに案内されました。
洗顔後は、施術室へ案内され、看護師さんの問診があります。
問診内容は、「最後に食事をしたのは何時ですか?」や、「目まわりの他の手術をしていませんか?」、「麻酔で気持ち悪くなったことはありますか?」など。
問診を終えると、先生が入室し、まずは術前の写真撮影。
その後は、ペンでデザインをし、どのような手術をするのか説明がありました。
説明が終わると、診察台に横になり、顔を消毒、鼻に酸素のチューブをします。
手の指にはパルスオキシメータをつけ、足首は血圧計をまき、顔には目元だけ空いているカバーがかけられました。
そして、点滴を腕にし、

麻酔を入れていきますね。すぐに眠くなると思います。
と看護師さんが説明をし、点滴をいじると10秒も持たずに眠ってしまいました。
静脈麻酔中に何度か目が覚めた
施術中はほとんど夢の中でした。
ですが、痛みがまったく無かったという訳ではなく、レーザーメスで切られるタイミングは少し痛みを感じて目が覚めました。(左右で2回)
ただ、痛いと思っても、それよりも眠いという気持ちが勝りすぐに寝てしまうので、2~3秒覚醒する感じです。
あとは、血圧計に足首が圧迫されたタイミングでも何回か目が覚めましたが、これもすぐにまた寝てしまったので、少し先生と看護師さんの会話を覚えている程度でした。
そして、施術が終わると看護師さんに

終わりましたよ。
とトントンとおこされます。

もっと寝ていたい。
視界も頭も朦朧としていてあまり覚えていないのですが、先生はもうおらず、道具も片付けられていて静かでした。
静脈麻酔ははじめての経験だったのですが、寝落ちする感覚が気持ちよかったですし、何より寝ているだけで済むのが楽でした。
局所麻酔ですと、どうしても施術中の時間をそのまま感じますし、痛みもそれなりにはありますから、裏ハムラの手術時間を耐えるのはかなりしんどそうです。
しばらく休んだ後に帰宅
看護師さんの問いかけに、上手に答えられているのかもわからない状態でしたが、
施術台のリクライニングを起こしてもらった状態で20分ほど休んでいると、意識がだんだんとはっきりしてきました。
局所麻酔もしていたのでしょう。
唇はまだ痺れていましたが、目元にジンジンとした痛みを感じます。
看護師さんは白湯を渡してくれ、それを飲みます。
寝起きで喉が渇いていますし、術前で水分を控えていたので美味しかった。
看護師さんは施術後の説明をし、術後に飲む薬や目薬をカバンにいれてくれました。
その後は、

お手洗いはいかれますか?
と聞かれたので、借りることに。
看護師さんに、あんよが上手のように両手を持ってもらいトイレに誘導してもらいます。
トイレをすますと、麻酔が抜けるまで待合室で休んで行ってくださいとのことだったので、待合室でボーっと20分ほど空を眺めていました。
意識が完全にはっきりとしたので、受付で1週間後の検診の予約をして帰宅。
施術の時間は、麻酔が効いて寝て起きるまでは1時間30から1時間50分の間ほど。
院内にいた時間は3時間でした。
帰りはもう痛みがはっきりとしていて、頬までズキズキと痛みが響きます。
下を見ると痛みと疲れを強く感じる状態で、下方向の視界もおぼろでした。
そのため、スマホは短時間しか見られず、ファミレスでチキンステーキを食べる時も皿が見づらく、手探りで切る感じでした。
ダウンタイムが軽減できると噂の漢方を用意
裏ハムラを受けるにあたり、僕がとれた休みは、施術日を含め5日間でした。
裏ハムラのダウンタイムで調べてみると、長い人では2週間はかかっている人もいて心配でしたので、ダウンタイムにいいと噂されている漢方を飲んでみることにしました。
よくダウンタイムの軽減で名前があがる治打撲一方は、医療用の漢方で処方してもらう必要があるので、市販で手に入るものから選びます。
僕が買ったのは、五苓散と桂枝茯苓丸です。
どちらも、amazonで買いました。
五苓散は、むくみを取る働きがあり、二重整形などの目元のむくみやすい美容整形にいいそう。
桂枝茯苓丸は血流を促進し内出血を出にくくするのだそう。
どちらも、施術3日前から飲み始めました。
ほかにも、むくみにいいとされるコーン茶もダウンタイム4日目までは飲んでいました。
果たして、これでダウンタイムは短くなるのか…。
ただ、先生は、漢方を飲んでも飲まなくても、そんなにダウンタイムが変わるわけではないので、飲みたかったら飲んでもいいですということでしたので気休めですね。
裏ハムラ法のダウンタイム3週間の経過写真
それでは、ダウンタイムの写真を見ていきましょう。
施術の説明 眼窩脂肪の移動によるクマの改善
施術のリスク・疼痛・腫れ・内出血・神経麻痺
施術の価格 自由診療 375,000円
施術直後
帰宅直後です。もうすでに上瞼まで腫れています。
テープで圧迫されていますが、このテープは、ダウンタイム2日目(48時間)から外していいとのこと。
横になると腫れやすくなるとのことでしたので、この日から座椅子でリクライニングしながら寝る生活がスタートです。
ちなみに、僕が使った座椅子はニトリの座椅子です。
座椅子は体重を後ろにかけるとひっくりかえってしまうものが多いですが、横にレバーがあるタイプは倒れないので寄りかかれるんですよね。
これです↓
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初日は家に帰ると、保冷剤で冷やしながら後はひたすら寝ていました。
冷やし方は、テープの部分はぬらさないでとのことでしたので、頬に保冷剤を当てる感じです。
ダウンタイム1日目
翌日になるとパンパンに腫れていました。
目は真っ赤で、涙があふれ常にうるんでいる状態ですし、強いゴロゴロ感を感じます。
そして、血がまざったネバネバした目やにが大量に出るので、ティッシュで軽く押さえてふき取ります。
ふき取ったティッシュを見てみると、涙に血が混ざっているようです。
視界はせまくあまりよく見えません。
施術日翌日から、顔をぬらさなければシャワーを浴びていいとのことだったので体だけ洗いました。
あとは、テレビやスマホを見るのも疲れるので、ポッドキャストを聞きながら、冷やすか寝るかをしてこの日も過ごしました。
ダウンタイム2日目
この日からテープを外していいとのことでしたので、施術から60時間後にテープをはずしました。

テープをはがすと、むくみが下に落ちてきますよ。
と言われていたのですが、その通りで、目がふさがるほど腫れていた上瞼のむくみがマシになり、反対にテープで抑えられていた頬が腫れてきたように感じました。
洗顔とシャンプーもこの日から解禁でしたので、シャンプーをし、洗顔は弱い力で優しく洗います。
あとは、この日もひたすらポッドキャストを聞きながら、冷やすか寝るかをして過ごしました。
ダウンタイム3日目
テープをはがしたおかげで、むくみが落ちてきましたが、まだ全然腫れていますし目も真っ赤です。
目やも、血の涙もまだ大量にでますし、それどころか下瞼に沿って目やにが溜まってしまい、黒目の部分に乗り視界を遮ります。
取りたくても触れられません。
痛みは、たまにズキズキする程度までに軽減しました。
前日までは、スマホを1分見るのも辛かったのですが、そこまでは疲れなくなってきました。
ダウンタイム4日目
僕が仕事を休める最終日です。
ダウンタイム1~2日目よりかはマシにはなりましたが、目の開きはまだ悪いですし、目は真っ赤で血の涙がでます。
目やにが視界をふさぐので、下瞼の縁にやさしく綿棒を当て、くるくると回して巻き取ったのですが、この時に下瞼の触覚がマヒしていることに気が付きました。
保冷剤での冷やしは、この日でやめました。
保冷剤は、ケーキについてくるような小さなものを6つ用意し、それをクレンジングタオルで包み、3~4時間おきくらいでローテーションする感じですね。
テープが取れてからは、ポケットつきのアイマスクに保冷剤を入れて冷やしていました。
ダウンタイム5日目
まだ目は赤いですし、開きも悪いまま、血の涙も出ます。
寝起きは、目やにで瞼がくっついているので、バリバリと離すような感覚で目を開きます。
むくみは改善傾向ですね。
4日目から5日目の間でぐっと改善傾向が強まった気がしますが、人相はまだ違いますし、人に心配されそうな目の状態なので、接客業の方はダウンタイムの猶予はもっと必要そうです。
内出血はないと思っていたのですが、頬が黄色くなっています。
この日から仕事がスタートでしたが、パソコン画面を見るのが辛かったです。
ダウンタイム6日目
まだ充血していますし、ぶよぶよした結膜浮腫が白目にあります。
この日から布団で寝たのですが、寝起きはパンパンに瞼が腫れました。(起きて数時間したら、おさまりました。)
いままで、座椅子で座ったまま寝ていたのは正解だったようです。
痛みは、通常時はほとんどなくなっています。
写真を見ると右目(写真左側)の方が充血していますが、実際に右目の方が引きつるような違和感を感じますし、下瞼の感覚麻痺も強いです。
この日から入浴、スポーツ、飲酒が解禁でした。
ダウンタイム7日目
状態もよくなってきましたね。
この日は、術後1週間の検診に行ってきました。
先生は充血しているのを少し気にしている様子でしたので、ほかの人はもっと充血はマシなのかもしれません。
僕はドライアイがあり充血もしやすく、目の血管をレーザーで3回焼いたことがあるくらいなので、充血の戻りが悪いのかも。
レーザーのレポです↓

血の涙はまだ出ますが、1週間出ていても普通のこととのことでした。
ダウンタイム8日目
充血していますが、治まっては来ています。
ダウンタイム9日目
まだ、充血もありますし、白目もぶよぶよしている部分があるのですが、だいぶマシになりようやく人前には出られるくらいにはなりました。
目の開きもほぼ戻っているのですが、どうも不安定な感じです。
不意に目まわりがむくんでいる時がありますし、横をむいて寝るなど、Gがかかると痛みはまだあります。(3週間経つまでむくみや、眼の形がいつもと違うことがありました。)
目はまだ疲れやすく、PC作業を2時間すると、8時間コンタクトを付けた後のようなゴロゴロ感と疲労感があります。
ダウンタイム11日目
見た目はダウンタイムは完全に終わったと言っていいと思います。
涙をティッシュでふき取っても、血はつかなくなりました。
PC作業は4時間でギブアップです。
この日から休んでいた筋トレを再開したのですが、腕立て伏せのような真下にGがかかるものは少し痛みを感じました。
ダウンタイム14日目
寝起きに少し目やにがこびれつきますが、ほぼでなくなっています。
ダウンタイム中は、涙がジャバジャバでしたが、それもなくなり、反対にドライアイを感じるように。
ダウンタイム21日目
疲れ目は無くなりました。
ドライアイも感じなくなっています。
たまに、むくむこともありますが、先生の話ですと炎症はまだ続いているので、1ヵ月くらいですとまだ赤みが出たりむくんだりするそうです。
右瞼の引きつれと感覚麻痺は、1ヵ月半ほどで治りました。
ダウンタイムはどれくらい必要?
裏ハムラのダウンタイムはどれくらいとったらいいのかですが、最低でも1週間、できれば10日は欲しいと感じました。
仕事にもよりますが、人前に出る仕事であれば10日くらい休まないと目の充血が人に心配されると思います。
仮に、目の充血がもっと早く治ったとしても、ダウンタイム5日目くらいまでは人相が別人くらいまで変わりますし、やはり最低でも1週間は休みが欲しいですね。
PC作業も、4日間はモニターを見るのも辛いでしょうし、眼が疲れやすい状態が2週間は続くのではないかと思います。
漢方は、使っていなかった場合を試せていないので断言はできませんが、ほぼ意味は無かったように感じています。
また、先生の話では目の下に貼るテープも、ダウンタイムの軽減にはそこまで効果があるものではないとのことでした。
いままで、糸リフトや、レーザー系の施術はよく受けてきたのですが、目が使いづらくなるという機能的な問題もありますし、目やにの処理や冷やし続けなければならない分、断トツで裏ハムラのダウンタイムが辛かったです。
ドライアイでも問題はなかった?
僕はドライアイがあり、裏ハムラで悪化しないのかが気がかりだったんですよね。
カウンセリングで聞いたところ、一時的にドライアイを感じる人もいますが、2~3カ月で改善するとのことでした。
では、実際にはどうだったのかというと、術後1週間くらいは涙があふれるのでまったくドライアイを感じませんでした。
ダウンタイムが落ち着いてくると、疲れ目とドライアイを感じるようになりましたが、それも3週間目くらいまででおさまり今は元通りです。
ドライアイ用の点眼は、都度未開封のものであれば術後24時間経過で使っていいとのことでしたが、
涙が出続けるので必要を感じませんでしたし、術後に渡される感染症予防の目薬が1週間くらい持ったので、その間はドライアイ用の目薬は使いませんでした。
以上、裏ハムラのレポートでした。
裏ハムラとミッドフェイスリフトの効果については、3ヵ月後にまたレポートしたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。