去年、寝起きの充血が酷く病院で診て貰ったところドライアイが発覚しました。
その後は、ドライアイ用の点眼液を使い、ドライアイ用の眼鏡も購入。
なるべく眼を酷使しないように意識していたものの、拡張してしまった血管は元には戻らなかったんですよね。
そこで、眼科でどうにかならないものかと相談したところ、血管をレーザーで焼くことも可能ではあるとのことでした。
ただ、先生は血管を焼くためにレーザー治療をすることは勧められないとのことでしたし、ネットで同様の施術をした方がいないか探してみたものの、まったく情報が見つからない。
不安いっぱいの施術でしたが、無事施術は終了し長いダウンタイムもほぼ抜けましたので、診療の様子や術後経過など、詳しくレポートしていきたいと思います。
ドライアイの診断をうけた話や、ドライアイ用メガネについてはこちらの関連記事をご覧ください。
どこの病院でやってもらえる?
僕が施術を受けた病院は、本来は血管へのレーザーは施術メニューとして扱っていない、および、先生が治療をすることを推奨していないという理由から名前を出すことは出来ません。
ですので、どのような病院で施術出来るのかということだけお伝えさせて頂きますが、結膜母斑のレーザー治療をおこなっているクリニックで施術をおこなってもらいました。
同様に眼の血管でお悩みの方は、「結膜母斑 レーザー」で検索し、レーザー設備のあるクリニックが近場にないか探されるとよいかと思います。
僕は、充血で診療をうけ、その際にレーザーでの施術が可能か尋ねてみました。
また、目の拡張した血管を改善するには、原因から解決する必要があり、僕の場合はドライアイの治療やアレルギー検査をおこなってからのレーザーとなりましたので、何回か診療を挟む事も想定されるとよいかと思います。
料金はどれくらいした?
料金ですが、血管や結膜母斑の治療は見た目の問題のみですので、保険が適用されません。
僕の場合はと言うと、
料金はいくらになるのですか?
と聞いたところ、
料金は決まっていません。血管だけでは治療としてはおこなっていませんので。
と言われましたが、結膜母斑の料金で施術して貰いました。
金額にすると、両目で6万円弱。
安い金額ではありませんが、ほかのクリニックの結膜母斑の料金と比較すると安いです。
さらに打ち直しも、1回まで無料でしてくれるとのことでした。
お金もそこまでかけられませんので、ありがたい。
先生が施術をすすめない理由
先述しましたが、先生は目の血管をレーザーで焼くことは勧められないとのことでした。
理由としては、焼いても別の血管が拡張してしまうリスクがあるからだそう。
まず、血管が拡張するのは目が血流を必要としているからです。
そこをレーザーで焼いてしまうと血液の排出がうまくいかなくなります。
すると、補うように別の血管が発達してしまいます。
下の図のように、まわりの血管を焼くと、いままで問題の無かった内側の血管が拡張してしまい、余計に充血が目立つようになることもあるのだとか。
先生の説明は、もう1回打つことを前提に話しているようでしたし、起こりやすいことなのかもしれませんね。
ほかに血管を縮小させる方法はないのか
レーザー以外にも、ほかに血管を縮小させる方法は無いのでしょうか?
選択肢として知っておきたい所です。
レーザー以外にも、血管を縮小させる方法はありますか?
ありません。
韓国では血管を壊死させる薬なども作られたのですが、リスクが大きく上手く行きませんでした。
たしかに、薬を血管のみに塗るなんて難しそう…。
レーザー以外の施術の選択肢は無いようです。
1回のレーザー施術で効果はあるの?
僕は目の血管以外にも、小鼻の血管も拡張していて、皮膚科でレーザーを打って貰っています。
ほかにも、レーザー脱毛やフラクショナルレーザーによる美肌治療をおこなってきましたが、どれも共通していることは、レーザー治療は1回では大した変化はなく、5回・10回と回数を重ねなければならないという事です。
目のレーザーは1回で6万近くかかりますから、複数回となってしまうと予算的に諦めるしかありません。
レーザーは1回でも効果を実感出来るのでしょうか?
はい1回で効果はあります。
ですが、先に説明したとおり別の血管が拡張してしまうことがあります。
どうやら、目の血管は肌とは違い何度も受ける必要な無いみたいです。
ひとまず予算面では安心か…?
レーザー施術の様子
問診の後は、いよいよレーザーによる施術となります。
レーザー機器のある別室に案内され、まずは点眼による麻酔からおこなわれました。
点眼麻酔は時間をあけて4回。
麻酔は沁みると言われましたが、あまり沁みませんでした。
15分ほど待つと瞼が重く目が半分ほどしか開かない状態に。
麻酔が効いてきたころ、先生がレーザー室に入室。
機械に顔を載せレーザーを照射していきます。
僕はてっきり、レーザー光が目に入らないようにする特殊なコンタクトを装着するのかとばかり思っていたのですが、そのまま眼に打っていくようでした。
そのため、無意識に視線が動いてレーザー光を見てしまわないか心配だったのですが、先生は視線が逸れているのをしっかり確認してからうまく打ってくれるとのこと。
打つのかなり難しそうですよね。
レーザー光の色は緑色。
痛みは軽くチクチクするくらいでしたが、後半は麻酔が切れたのか痛みが増し反射的に瞬きしそうになります。
そして、視線をそらしているとはいえ、光が視界に入り続けるので眩しい。
チクチクした痛みと光で意識が朦朧としてしまい、視線をこちらに向けておいてくださいと言われた方向をちゃんと向けているのか分からなくなってしまいました。
施術時間は両目で10分程度だと思いますが、しんどかったですね。
施術後は、白目全てが真っ赤に染まるほど。
強いゴロゴロ感を感じましたし、目を瞑るとしみました。
ダウンタイムの経過写真
では、僕のダウンタイムの経過写真を載せていきたいと思います。
先生の説明では、1週間は充血が続くとのことでしたが、それよりも長いダウンタイムとなりました。
まずは、施術前日に撮っておいた写真です。
施術前
施術を受ける前日に撮影しました。
施術当日
施術から8時間ほど経過しています。
施術直後は白目がすべて赤く染まるほどでしたが、全体的には少し落ち着き血だまりができていました。
常にゴロゴロ感を感じますし、涙が沁みます。
施術から3日後
大きな血の塊はなくなりましたが、まだ充血しています。
ゴロゴロ感もまだ強いです。
黒目の下にも血だまりができていたのですが、こちらはまだ残っています。
施術から7日後
ゴロゴロ感はなくなりました。
充血も薄くはなりましたが、施術前と比べると赤いです。
施術から10日後
施術から15日後
10日目よりかは充血は薄くなりました。
まだ、血豆のようなものが画面中央に残っていますね。
黒目の下の血だまりもまだ残っています。
ダウンタイムはまだ抜けていないのでしょうか??
施術から23日後
15日目とあまり変わりません。
少し、充血がマシになったかなという程度。
まだ、黒目の下の血だまりは残っています。
経過写真を見た限り、2~3週間はダウンタイムがあると思っていた方が良さそうです。
充血は改善したのか施術前との比較
経過写真だけでは効果が分かりづらいので、施術前と施術から23日後の写真を見比べていきたいと思います。
まずは、経過写真にも載せた左目から。
施術前
23日後
えっ。酷くなってないですか。
黒目の近くまで血管が伸びてしまっています。
正面からも見てみましょう。
施術前
23日後
全体的に血管が拡張し、あきらかに太い血管もできてしまっています。
続いて右目です。
施術前
23日後
こちらも、太い血管が黒目付近まで伸びてしまっています。
どうやら、僕の場合は、施術を受けて悪化したと言えそうです。
先生のリスク説明通り、黒目側まで血管が伸びてしまうとは…。
今後どうするのか?
残念なことに、レーザー治療を受け、より血管が目立ってしまうという結果になりました。
ドライアイの治療もおこない瞳の傷も良くなり、根本の原因が解決していたので酷くはならないだろうと思っていたのですが、そうでは無かったようです。
悪化してしまったとなると、もう一度施術を受けてもより悪化しそうですよね。
ひとまず、一度、先生に結果を報告ですね。
その際は、ブログに追記していきたいと思います。
2回目のレポートはこちらをご覧ください。↓