僕は現在38歳なのですが、一昨年くらいからほうれい線が目立つようになってしまいました。
そこで、ほうれい線対策にFGF注入療法やHIFU(ハイフ)を試してみることに。
ですが、FGF注入療法は効果を実感できず。
ハイフも、ほんのりフェイスラインには効いているような気がするものの、ほうれい線には変化無しと満足できるものではありませんでした。
そこで、前回、あおばクリニックでハイフを受けた際に、
ハイフで効果をあまり感じたことが無いんですよね。
と伝えたところ、
当院にはテノールという施術もあって、ハイフよりそちらを選ばれる方もいるんですよ。
とのこと。
テノールはマイルドな効果という説明や口コミが多かったので、選択肢から除外していたのですが、痩せ型でたるみが少ない僕には、ハイフよりテノールの方がいいのかも?
1回の値段も安かったので、試しに受けてみることにしました。
テノールとは?
テノールとは、ラジオ波(高周波)を利用した施術です。
使用している周波数は違いますが、電子レンジのように水分子を振動させ皮下組織に熱をもたせることにより、コラーゲンを収縮させ皮膚の張りを高める効果が期待できます。
(テノールは40.68MHz、電子レンジは2,450MHz)
温められる温度は、皮膚表面が42℃、皮膚深部も45℃程度。
そのため、痛みもダウンタイムもない治療となっています。
ハイフは、70℃近い温度でテノールよりも深い筋膜まで熱刺激を与えますが、比較するとマイルドですよね。
じゃあ物足りないな。と僕は思ってしまったのですが、みやた形成外科・皮ふクリニックの宮田先生のブログによると、持続的に皮膚深部を温められるのがテノールの優位点なのだそう。
たしかに、僕もテノールをうけてみて、照射ヘッドが当て終えた後も、じんわり温かさが広がり不思議な感覚になりました。
また、宮田先生のブログによると、テノールには加齢予防の効果も期待できるのだとか。
この7~8年間、テノールをずっと定期的に受け続けている人の顔貌変化を解析すると、深部組織の萎縮が少なく、シワや表面的な細かい老化は進んでいたものの、骨格を含め老化で萎縮する組織構造がかなり保たれていたのです。
引用元:美容外科開業医の独り言-加齢予防!新型テノールの理論的優位点
骨の萎縮を予防する施術はほかに聞いた事がないような。
たるみの原因の一つである骨の委縮を予防してくれるのだとしたら、かなり魅力的な施術なのでは?
ただ、代謝やリンパの流れの改善や、ヒートショックプロテインの効果などと言われていますが、皮下の温度を42℃にあげることによって、なぜアンチエイジングの効果が得られるのかは詳しくは分かっていないようです。
つまりは経験則だ、ということなのですが、それでも実際に42度メソッドを継続している患者様は本当に肌が若々しく健康的。
何年も前の写真と比べても、年月が経って老けるのではなくかえって若返っているように思えます。
引用元:すなおクリニック院長の美容情報ブログ-42℃メソッド、ウルトラアクセント
効果を感じるには何回くらい受ければいい?
マイルドな施術という印象のあるテノールですが、何回くらい施術を受けたら効果を実感できるのかカウンセリングの時に聞いてみました。
何回受けたら効果を実感できますか?
1回では効果は感じないかもしれません。
1回でも違いを感じられる方もいるのですが…4回くらいは必要ですね。
はじめは2週間おきに4回受けていただいて、その後は1ヵ月に1回ペースで続けられると良いかと思います。
継続して受け続ける施術という認識でいいのですか?
そうですね。髪のトリートメントのように定期的におこなう施術と思って頂ければと思います。
受け続ける必要がありそうですね。
1回の料金は安めですが、やり続けるとなると負担は大きいかな。
頬はこけない?
僕はやせ型で面長ですので、この手の施術で気がかりなのが、頬がこけないかという点です。
テノールの機械は、ウルトラアクセントという痩身治療にも使われますので、頬がこけてしまわないのか聞いてみました。
テノールで頬がこけることはありませんか?
こけることはありませんよ。
こけるというより、ふっくらとしてハリが出ます。
調べたところ、ウルトラアクセントは高周波ではなく超音波を使って脂肪細胞の細胞膜を破壊する施術のようです。
照射ヘッドも違いますし、心配はなさそう。
美顔器はいつから使用しても大丈夫?
僕は、ほうれい線対策としてEMS美顔器のメディリフトも使用しているのですが、美容医療は術後に顔を圧迫したりマッサージする行為は禁忌となっているものが多いんですよね。
テノールは、術後何日経過したら美顔器を使用してもいいのか聞いてみました。
顔用のEMSは術後どれくらい経過すれば使用してもいいのですか?
美顔器は1週間は使わないようにして下さい。
あおばクリニックでは、テノールは1週間あければ美顔器を使用してもよいみたいです。
ちなみに、ハイフは2週間あければ美顔器を使用してもよいとのことです。
あおばクリニックのテノールの施術の流れ
カウンセリング後は、洗顔、お会計、ドクターカウンセリングがおこなわれました。
ドクターカウンセリングは、いつも通り簡単なリスク説明とスキンチェックのみで30秒もかかりませんでしたので、質問事項がある方はカウンセラーさんや看護師さんに聞いた方が良さそうですね。
術後は紫外線対策をしっかりお願いします。
とのことでした。
ドクターカウンセリング後は、施術室に案内され施術開始となります。
施術台に横になり、照射時に使うオイルが垂れないように、シャツにタオルをはさみ、頭にもタオルターバンをします。
そして、照射部位にオイルを垂らし、クルクルと照射ヘッドを回しながら肌の上を滑らせていきます。
照射は、
↓
左頬
↓
左額
の順。
その後、機械のハンドピースを変え、気になる部分を重点的に5回なぞります。
僕の場合は、ほうれい線のみ重点的に照射して貰いましたが、もっと広い範囲も可能とのことでした。
気になる部分を照射した後は、再び首から額まで全体的に照射をしていきます。
左側を施術を終えたら、ティッシュオフでオイルを拭き取り、右側も同様に「首→頬→額→気になる部分→全体」と施術していきます。
痛みは、説明されていた通りまったくありませんでした。
照射ヘッドは少し冷たいのですが、肌の内部からジンワリと温かさを感じ、冷たいのか温かいのか不思議な感覚です。
さらに、照射ヘッドが通りすぎてからも温かさが広がるので面白かったですね。
ジェネシスというレーザー施術の心地よさに少し似ているかな。
気持ち良くて、ウトウトしてきたところで照射終了。
照射時間は、20分ほどだったと思います。
最後に、ホットタオルを渡され、自分で顔のオイルを拭き取り全行程が終了。
パウダールームで、洗顔、保湿をし帰宅となりました。
流れを改めて書くと以下の通り。
↓
お会計
↓
洗顔
↓
施術前の写真撮影
↓
ドクターカウンセリング
↓
施術
↓
パウダールーム
↓
帰宅
時間にして70分ほど。
術後は、乾燥しやすくなりますし、代謝促進のためにも普段より水分補給を心がけて欲しいとのことでした。
テノール施術の経過写真
施術の説明 ラジオ波によるリフトアップ
施術のリスク・副作用 熱感、赤み、熱傷、気分がすぐれないなどの症状
施術の価格 自由診療 6,800円(税込み・初回価格)
クリニック名 あおばクリニック
ダウンタイムはありませんでしたが、術前と術後3日目の写真を見ていきたいと思います。
施術前
施術3日後
適当に撮った写真で申し訳ないのですが、写真で見比べてみると、ほとんど変わっていないように見えます。
ただ、何となくですが施術から1週間くらいは、毛穴が締まったような、ハリがあるような…肌の調子がいいようには感じました。(プラセボかも)
テノールの評価・感想
回数を重ねていく施術ですので、1回で評価できるものではありませんが、1回の施術でも肌の状態がいいようには思えました。
ですが、1回の料金は1万円と美容医療としては安めですが、毎月となると結構コストがかかるんですよね。
ハイフを半年ごとに受ける場合と比較すると、倍くらいの料金がかかります。
肌管理として継続していくにしても、同価格帯のジェネシスの方ははっきり肌の状態がいいように感じましたので、予算が限られる僕は優先度が落ちるかな。
(たるみを引き締めることが目的であるテノールと、赤みなどの色素系が得意なジェネシスでは、比較できるものではありませんが。)
骨の萎縮が予防できるという話はほかに聞きませんし、予算に余裕があれば継続したいんですけどね。
今後は写真を撮る予定がある3日前など、エステ感覚で受けるのもアリなんじゃないかと思っています。
以上、テノールのレポートでした。
ジェネシスや、あおばクリニックのハイフのレポートは以下の関連記事をご覧ください。